「タロットだと心とか分かるんですが、タロットがないとそれは分かりませんよね」
と、あるお客さんに言われました。
う~ん、タロットみたいな出方はしませんが、推理は出来るんですよね。
東洋の占術は、そういう心理面が弱いと思われているのが悔しいな、と、ちょっと思ってしまいました(´・_・`)
まぁ、あんまりそういう占い方を普段しない僕も悪いんですが;^_^A
と、いうことで、周易でそれを占ってみる。
筮竹でやるので、タロットやサイコロよりは時間がかかりますが、捌いているときの空気が案外好きなので、これで 笑
いくつか観ましたが、まず出たのが、火山旅の四爻変。
「旅は小しき亨る 旅貞にして吉」
九四「旅処に干いてす 其の資斧を得たり我が心快らす」
そのままでも、一人ぼっちの寂しい卦なんですが、ここで八卦を見ます。
上(外)が離で、下(内)が艮。
華やかなところに行こうとしているのに、自分が立ち止まってしまっている様です。
何か自分の中に、そこに行けない心の引っ掛かりがあると見ます。
互卦は沢風大過で、何か重荷になっているものがあり、それが気になって前に進めないと読みます。
裏卦は水沢節ですから、自ら制することを貴ぶ、つまり、華やかなところに行きたいという気持ちがあっても、ちょっと今はやめておく方が良いと読みます。
そこで、何か気になっているところがあり、そのせいで結局行ったところで楽しめないですよ?とアドバイスをさせて貰いました。
周易でそんなことが分かるとは思ってらっしゃらなかったようで、驚いてはりましたが、何か憑き物が取れたように喜んで貰えました。
爻辞占だけでなく、このように観ていけば、タロットほどの広がりはないのかもしれませんが、大事なところは分かるもんですd(^_^o)