今日は、仕事で南大東島へ。
他の仕事の都合もあり、日帰りです。
南大東島は東京にいた時に仕事で来ているので5年ぶり2回目です。
往路は直行便です。機内アナウンスで離陸後55分で着くと言っていました。
琉球エアコミューター(RAC)便のダッシュ8(DHC8-Q100)の機内です。
右側の1列目と2列目が対面のお見合いシートで、最後列10列目が観光バスのようにロングの5人がけ(肘掛けはある)になっていて、計39人乗りです。
今日は対面シートの3席と最後列の補助席(?)が空いていました。
空港の売店でレンタカーを借りて(手続きは市街地の店で)出発です。
南大東島の位置関係が載っている案内板です。
一番近い沖縄本島からでも360キロ余りある絶海の孤島です。
周囲は20キロ。すべて20~50mの断崖絶壁で囲まれています。
太平洋の3000m級の深海から長い鉛筆が2本海面まで立っているのが南北大東島です。ですので、南と北の島の間はわずか10キロなのに、その間にも水深2700mの海があります。
人口は約1200人。
島の紹介は村役場のホームページ に詳しく載っています。
信号機は教育用で南大東小中学校の前に設置されています。
北港から見た北大東島です。
手前の明るい青い海と、奥の深い青の海と、色のコントラストは前述した海の深さによるものです。
また、港と言っても大きな船は接岸できず、釣りをする場所になっています。
地元の人は個人個人で秘密のポイントがあり、港は工事関係者など島外から来た人が釣る場所なのだそうです。
特に今は精糖期なので天気のいい昼間に釣りをする島民はいないとのこと。
でも、20センチ強の鰺(?)が上から見ていっぱい見えるぐらいにいました。
南大東島は一つの農地の大きさが広いので、機械収穫がほとんどだそうです。
機械を入れると畑が踏み固められてしまうので、耕し直すのだそうですが、手刈りに比べて伸びが遅いのだそうです。でも、同じ広さを機械を入れると半日で収穫できるのに対し、手刈りは2ヶ月かかるとのこと。
本場海岸に行ってみました。ここはプールになっていると案内にありましたが、満潮時なのでよくわかりませんでした。階段に近づいていくと幅10センチぐらいある大きな蟹がたくさん逃げていきました。
バリバリ岩です。
周回道路から入るきれいな道ができていました。
南大東漁港です。
飛行機からもその特異的な地形が見れましたが、天然の岩盤をくり抜いて作った港です。いくらかかったのでしょうか。
右の写真にクレーンが一部写っていますが、前述のとおりフェリーは接岸できませんので、人や物はかごに入れてクレーンでつり上げて運びます。台風が来たときにも漁船などを陸に揚げるのに使うようです。
ココを通る台風は尋常の大きさではないとのこと。写真でこんな晴れて風のない日でもすごい波しぶきなのがわかりますか。さすが太平洋の絶海の孤島です。
案内板に工程が載っていました。
人口当たりの飲み屋の数は日本でも有数の多さだそうです。
今回は光食堂で昼食。海鮮丼950円をいただきました。
島の新しい産業であるラム酒工場です。
旧南大東空港の建物を使っています。
ちなみにその奥に島まるごと館やビジターセンターがあるところでは、旧滑走路も一部判別できます。
海軍棒プールです。引いてはきていますが、まだ潮が満ちています。
海の先は太平洋。当分何もありません。
写真を大きくしてもらえばわかりますが、写真で一番高い部分の上に立つ棒が海軍棒の名前の由来の棒です。
最後に南大東空港に戻ってきました。
レンタカーは空港の駐車場に「乗り捨て」です。(沖縄県内の離島はどこもそうですが)
お土産に、シージャーキーと南大東島産の黒糖、Tシャツを買いました。 あとは、大東ようかんやラム酒を使ったケーキなどが置いてありました。
今回は時間がなく回っていませんが、星野洞や地底湖、海岸でないオヒルギ群落など見所はいっぱいあります。
復路の飛行機は、那覇→南大東→北大東→那覇の三角経路で飛ぶ便です。(週の半分は逆回り)
南北大東島の空港間距離はおよそ20キロ。世界でも有数の短距離路線だそうです。
南大東は別途直行便が1日1便ありますが、北大東はこれが唯一の便です。ですので、空港の喫茶、土産物屋は15:00~17:00と2時間のみの営業です。
北大東はジャガイモが名産ですので、北大東島産ジャガイモを練り込んだうどん(?)を買いました。あとは、月桃のオイルや化粧品を売っていました。
残念ながら、行きも帰りも景色(これらの島以外は海)が見られない側だったので、軽い睡眠タイムになりました。
帰りの便は満席になっていました。