多分なんだけどね
 
うんちの場合、すでにフローラを作ってる塊なわけです。
全島避難だとおもってください
もう、それぞれの住民の役割や人間関係、困ったときの助け合い方も決まってます。
 
あたらしい場所に行っても、コミュニティとしてある程度すでに完成されているわけです。
定着した場所で、それぞれ役割分担ごとに また街を作ることができる。
 
というのも
バイオフィルムの中では、それぞれ異なる菌が異なる仕事をして
バイオフィルム村のなかで社会を作ってるからです。
一つの生き物とも考えられるくらい分業制なんだよ。
 
 
 
プレバイオティクスは、それぞれが新参者です。
これから育って、他の菌たちとのお付き合いをして信頼関係を作らないといけません。
 
すでに出来上がった社会(バイオフィルムの中の町)に入るのも難しいし、その中で役割を持つにもいろいろ苦労がありそう
 
新参者たちで新たな町を作るにしても
ある程度 人口が揃ってから出ないと 町としてスタートできないんです。
それまでは、ただの流れ者の寄せ集めでしかない
  
 
 
ある程度数が集まった時点で、「町をつくろう 政治を行おう」ってスイッチが入ります。
クオラムセンシング といいます。
quorum sensing
  
このスイッチが入ると、ネバネバをつくってお城をつくります
 
https://ja.wikipedia.org/…/%E3%82%AF%E3%82%AA%E3%83%A9%E3%8…
>quorumとは議会における定足数(議決に必要な定数)のことを指し、細菌の数が一定数を超えたときにはじめて特定の物質が産生されることを、案件が議決されることに喩えて名付けられた。
 
 
だから、うんちのほうがお腹の中に定着しやすいんじゃないかな
裏付けるような論文とか、サイトは見つからなかったので
状況証拠からの、勝手な推測ですけど 
 



菌が集団で街を作る状態になっていると
もしかしたらそのうちのどれかが、宿主と交渉する係になっているのかもしれないなーと想像しています。

宿代払うから  とか
悪い菌どけるから とか
なにか美味しい生理活性物質を本体の免疫系に流すのだろうな
で、定着しやすいんじゃないかと。

でも、きっと同じことを悪玉菌メインの集団もするだろうから
だれからもらうかってのはとても重要なんだと思う。

プロバイオティクスが定着できないのは
お腹にいる間にそこまでの社会性を高められないからじゃないかと。

フローラっていう生物としての擬似一個体としての振る舞いができないからかなと。

たまたま、元々の村人たちに受け入れられれば、定住することができるのかもしれない。

定着するかどうかは運とは言われていますが
まだわかっていない理由があるのだと思います