愛媛の古い読み方を「伊豫」「伊予」（いよ）といいます。
現在も伊予市があるとうに、「伊予」が一般的に用いられ、
「伊豫」は古い書き方であまり使いません。
記紀（古事記、日本書記）での国生みにおいては、
淡路島の次に誕生した女神
「愛比売（えひめ）」
が現在の愛媛の県名になっています。
名前というのは性格に影響するとも言われているように、
愛媛の女性も女性っぽい感じの性格の人が多いです。
日本一可愛いと思う「都道府県名」ランキング 1位に選ばれています。
愛媛県「伊予」の国名の由来について、古くから三説があります。
１．温泉説
「よ」は道後温泉の「ゆ（湯）」から転訛したものであり、それに発語の「い」を付して「いよ」になったという説。
２．湧水説
古代人は、温泉以外に湧水も「いゆ」と呼んでおり、これが「いよ」になったとする説。
３．弥節説
伊豫ノ二名ノ洲と呼ばれた四国は国生み神話では淡路島の次に生まれたので、「いよ」は物の重なることを表す「弥」（いや）の意味があるというもの。
しかし、その後、様々な説が出されながらも、定説が得られていません。
伊予の起源
記紀には四国＝伊予之二名島（いよのふたなのしま）として
「伊予」の名前が登場します。
「伊」の字は、どのような意味があるのか？
「尹」とは、手で神杖を持った様を表わす象形文字。
つまり、「人」+「尹」で
伊は
・神の意志を伝える
・聖職者や治める人
・調和をさせる
・清浄さ、神聖さを示す
・「これ」
といった意味があります。
また、語源は中国の夏（か）を倒し殷王朝の建国に貢献した天乙（湯王）の宰相伊尹（いいん）に因むものとされています。
伊尹の母は大洪水に巻き込まれ桑の大木と化し、その幹から伊尹が生まれたという伝説があり、そこから伊尹は洪水神とみることもあるようです。
紀元前17世紀（日本では縄文時代）のことなので、語源はかなり古いものと思われます。
伊勢神宮、伊邪那岐、伊邪那美でも使われています。
伊勢は五十鈴川から派生したともいう説もありますが「水」とも深い関わりがありそうです。
「豫」の字は、どのような意味があるのか？
意味としては、
・喜ぶ，楽しい
・安らかである．楽しむ．
・中国河南省の別称．
江南省は、中国のほぼ中央。
黄河の南にあるので江南と呼ばれていました。
かつては、「豫洲」、「中原（ちゅうげん）」と呼ばれ、
中国文化発祥の地であり、洛陽のあった地です。
『晋書』「地理志」によれば
「豫は舒（穏やか）ということである。中和（中央にあって静かで偏りのない）
の気を受けて、本質が穏やかであることを言う」
と説明しています。
こう考えてみると、伊豫は、
「調和がとれて、穏やか」
といった意味になりそうですね。
愛比売は、徳島の食物の女神大宣都比売（オオゲツヒメ、豊受大神、保食、ウカノミタマ）と対をなす精神面的な女神。
実際に、松山平野は温暖で雪もほとんど積もらず、
台風も不思議と避けていくので自然災害がかなり少ないです。
愛比売さんに守られているような感じがします。
のんびりやな人が多いです。
温暖な瀬戸内海式気候の夏雨型で降水量も少なく、積雪もほとんどありません。四国の他県に比べて台風の影響を受けにくく、晴天が多く、穏やかで恵まれた気候で、大きな自然災害も少ないのが実情です。
東北にも仕事などで滞在した時がありましたが、雪は結構積もって通勤は大変ですね。冷え性で寒がりでもあるので雪国暮らしはできそうにありません。
雪国の地方から来た人は、買い物もしやすくて住みやすいとよく言っておりますね。
あまり、遊ぶ場所はありませんが、
ほどほどで
ＨＳＰ気質で穏やかに過ごしたい人にはいい場所かと思います。
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