近年巷で聞くようになったHSP。

今回はHSPのことについて書いてみます。

 

HSPとは感受性の高い人で、英語で「ハイリーセンシティブパーソン」とよみます。

これは、1996年にエレイン・N・アーロン博士によって発見され提唱された概念。

結構古くからあったものですが、近年日本でも知られるようになりました。

 

2000年に入ってから、

うつ病、パニック障害、発達障害と知名度があがってきましたが、

発達障害とともに生きにくさを感じるなど類似点が多く、間違われやすいものです。

 

発達障害と思っていた人も、実はHSPだった!という人も多いようです。

 

 

 

HSPについて

 

タイプ

 

人口の約20%(5人に1人)の少数派。

その中で、大きくHSP型、HSS/HSP型、HSS型とタイプがわけられます。

 

 

脳の働き方の特徴

右脳優位(感情、直感、創造性)

イメージ力や記憶力、想像力やひらめきを司る脳です。 視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚の五感に関係し、感情をコントロールしています。 音や色の違いを認識したり、物事に感動したりするのも右脳の働きによるものです。 右脳は情報をイメージとして認識し整理する役割を果たしています。

一般的に右脳派は、直感力や感性が豊かな芸術家タイプで、納得できないことはやりたがらない。

左脳派は、論理的思考や計算など分析能力に優れた学者タイプであると言われています。

 

偏桃体が過敏

扁桃体は脳の感情を司る器官です。HSPの人はこの部分が活発で、そのため不安、緊張を普段から抱えやすい状態になります。些細なストレスに対しても過敏に反応してしまい、慢性ストレスとなって不安障害、うつ、パニック障害といった精神障害を引き起こす原因にも。

 

島皮質が過敏

島皮質は、刺激を感じ取る部分で、HSPの人はここか活発なため刺激を人一倍感じとりやすくなります。

また「意識の座」とも呼ばれ、内面状態や感情、体の位置、外部の出来事といった情報を統合して現状を認識するので、人一倍自意識過剰ぎみになります。

ただし、トラウマで解離性障害を受けると、反転して活性が低下(ASDのようになってしまう)することが確認されています。

つまり、同じHSPでも、ストレス環境にさらされると子供と大人になって真逆になってしまうというっことにも。

 

HSPの特徴

以上のような脳の働き方が関連して、次のような特徴をもちます。

 

感覚過敏な点から

・感覚過敏で痛みを感じやすい

・感受性が強い

・空気を読みすぎる

・共感性が高い

・人にながされやすい(過剰同調性)

・自己肯定感が低い

・細かい違いにきづく

・嘘をみやぶる

・傷つきやすく繊細

 

扁桃体が活発なことから

・不安や緊張が強い

・自律神経が乱れやすく、疲れやすい

・非HSPには気づきにくい感じ取れない特殊能力がある

 

トラウマ・解離をうけやすいことから

・ボーと物思いに老け込むことがよくある

・深く考えるので洞察力が高くなる

 

疲れやすいことから

・少人数で行動するのことを好む

・動物や自然が好き

・パーティーなど大勢の集まるのが苦手

・一人の時間が必要

 

生き辛さを感じやすいことから

・精神的、哲学的、人間心理、スピリチュアル的、占いなどに興味をもちやすい

 

 

 

なぜ、発達障害と間違われやすいの?

 

・同じ生きにくさを抱えやすい

・トラウマを受けると、発達障害に類似した症状がでるから。

などが考えられますが、次回にちゅー