久しぶりに Thomann S-75MK2 を入手して みたら
目に見えるアップデートがあったので報告します。
2308 2023年第8週の製造のようです。2023年2月19日の週に製造。
---------------------------- 改良?箇所 ------------------------------
1.天板と底面の通気口にパンチングメタル追加
2.トロイダルトランス内部にFUSEと温度FUSEを内蔵して黄色配線引き出し
(従来はFUSEを黄色配線の途中に挿入していました)
3.省電力基板に「2」を接続。(FUSEが作動したらリレーを作動させてトロイダルトランスへの電源供給を断つつ)
4.ERPスイッチのコネクタ接続化(これは2022年からだったかも)
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1.パンチングメタル
裏からパンチングメタルが貼り付けてあります。
写真はありませんが底もおなじです。
こうなると・・・ 少し通気性が 落ちます。
アイドリング電流を増量するとその点が気がかりになります。
50mAに増量した状態で無音状態。それを1時間放置して温度を見てみました。
まぁ ぬるま湯 程度で 問題ない様子でした。
いちばん熱いところで 36℃弱
次に、レベルメーター振れまくりのエージング用信号で再生してみると・・・・
47℃に届きそう。手で触れると火傷しないまでも熱いです。
まぁ連続高負荷なんて音楽ではほぼ無いので無茶をさせなければ大丈夫そうです。
赤とか青の色だけでみると 低負荷の方が赤くで熱そうに見えてしまうので
横に表示されている色の凡例バーをみて温度を把握する必要があります。
(本当は同じレンジで測定したかったのですが、レンジを固定する方法が分かりませんでした。)
2.FUSE内蔵 (ケーブル途中にあったFUSEカプラーが無くなっています)
3.省電力基板にトランスのFUSE配線を接続
トランスから省電力基板に黄色い配線が伸びています。これは 2022年までは見られませんでした。
新たに出来た配線です。回路図?をみてみると「120℃/5A YEL」とあります。
これは省電力基板の リレーのコイル駆動回路に直列に挿入されているようです。
つまり・・・例えばトランスが過熱してトランスの温度FUSEが切れると
省電力回路基板のリレーがOFF(=省電力)して、トロイダルトランスへの
電力の供給を遮断します。省電力時はトロイダルトランスには電気が行きません。
なぜ今になってこんな凝った事をするのかは・・・よくわかりません。
いままで省電力回路のリレーは簡単に撤去してしまっていましたが
トロイダルトランスの過熱やFUSEの際にトロイダルトランスへの
電力供給を遮断する役目が追加されると安易に撤去できなくなります。
うーん・・・・。
4.ERPスイッチ配線のコネクタ化
これは2022年の後半には既にこうだった気もするのですが日記には記録していませんでしたので今書きます。
なかなか良いですね。
昔は↓こんな感じで・・・・手作り感満載。
しかもこの熱収縮チューブで隠れた半田接続部が折れて断線する事がよくありました。
どーにかしてほしいなと思っていたところに基板&コネクタ化してくれて
折れての断線を心配する必要が無くなりました(^^。Good!!
S-75MK2の進化はまだ止まっていませんでした。
追いかけるのが大変です(^^;
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