平型端子には数種類のサイズと、抜け止め防止機構があります。
楽天市場の さくらSTORE さん
https://item.rakuten.co.jp/sakura-sakuraco/sakura-sakuraco-75286 より
この、端子が抜けない問題。ぶち当たると、相当にストレス溜まります。
破壊したくなる気持ちをぐっと抑えましょう。
今日の相手はこのタイプでした。 いくら力を込めても抜けなかったので、
後ろから千枚通しを挿入して外したのでした。立派な突起です。
①作業の開始
お相手は Thomann S-150mk2 のアンプ基板 CN1、CN2、CN3 です。
※ ここ以外は力いっぱい引っ張れば抜けました。
②カバーを捲りあげる
端子が見えました。
丸い穴に何か突っ込んで、ストッパーを除けて引き抜けば良いはずです。
理屈上はそうなんですが・・・。でも、うまくいきませんでした。
治具があるのかもですが、探すのも面倒です。
③表がダメなら裏から
これで何とか抜けました。
けっこう変形させてしまったので、変形が元に戻らず、
次に挿入するとスコスコ抜けてしまう感じになったので、
またカチッっとなるように押さえ方向にラジオペチで
ストッパーがかかるように形を補正しておきました。
おしまい ⇒ 後で続く 2022/09/17追記へ
Amazonの製品の例です。
ストッパーの突起はこれくらいが丁度よいです。
簡単には抜けない。でも力を入れると抜ける絶妙な感じ。
挿入するときは斜面で、するり。抜くときだけひっかかる。
特別な器具を使わなくても抜ける構造がうれしい。
2022/09/17追記
やっぱり先の細い道具で丸いのを押しても抜けてくれない・・・。
そこで幅の広いマイナスドライバーで「テコの原理」?で、力を加えると自在に抜く事が可能になりました!!
↓の動画の2:56~ 引き抜き作業の様子
追記ここまで
おまけ S-150mk2のソフトスタート回路 (NTCを短絡させる遅延リレー)
NTCです。このとき写真手前にあるはずのリレーは取り外した状態でした。
基板にリレーの接点回路が書いてあります。
突入電流抑制には、電源と直列に抵抗を入れておいて、
電源投入数秒後に抵抗を短絡させるのが原始的なものです。
抵抗はある程度熱容量が必要なので場所をとりますが、このようにNTCだと
小さくできますね。なるほど。
この黒い2枚のNTCを短絡させる、リレーの駆動回路がこちらです。
D901は、私がプラスマイナス逆接続したときに昇天してしまったので、
この写真では取り外されています。(今はリレー近傍に新設しています)
T902 → T901 への ダーリントン接続っぽいところ、
トランジスタT901にベース抵抗1.1kΩ(112のシルク印刷)を追加しています。
(あまり意味はありません。細かいことを書けば、
実はハムノイズの原因調査で、疑いをかけていたのが
リレー駆動回路及びリレーでした。
できるだけ教科書に近い回路にしようとしての
ベース抵抗追加でした。)
ONーDelayリレーを簡単に作るには 555みたいなICを採用しても
よいのかもしれませんが、アナログ素子だけで構成するのもなかなか良いですね。
回路図に起こしてみました。