2021/05/06追記:

市販の銅箔を丸めて筒にして挿入する方法を提案されている方がいらっしゃいました。

 ↓↓↓

 (一部画像を転載)

コスパと仕上がり最強かも。そのうち真似させて頂こう・・・ 追記ここまで

 

※当記事は上記↑の「銅箔丸めて筒情報」に出会う前に書かれたものです

 

今日は引き続き、プロケーブルで有名な Thomann S-150mk2 を弄っていました。

先日、ニチコンの MUSE KZ という良さげな電解コンデンサーを取り寄せて

余っていたので・・・これを付けてみようと思いました。

 

その前に、基板の裏面の電流ラインに、裏打ちして電気の流れをよくしてみました。

見た目は良いですが、これをしたら

低音の量感が 更に 薄れて Thomann とは思えない 『普通』 な 音になりました。

良いも悪いも分からない、透明な音。ちょっとやり過ぎたか・・・と後悔したかも。

追記:この時点でAC100VのNCTサーミスタをショートさせるリレーがONせず電圧降下していた事が判明。このリレー駆動電圧測定するとDC12Vであるべきところ7.95Vしかない。指で弾くとか弱くONする。リレーを外すとリレー駆動電圧は11.45Vにもどる。リレー壊れた???

⇒ 原因判明。省電力基板上のリレー駆動用電源トランスが貧弱で、約8.1Vまでリレー駆動電圧が電圧降下する。OMRONリレーに交換したら確実にONするようになった。念を入れてSBDで0.4Vほど電圧嵩上げして、約8.5Vとしておいた。追記ここまで

 

それはさておき、コンデンサーです。

左が標準装備で 耐圧63Vの100uFです。

端子間の距離が5mmmなのですが、これに適合する MUSE KZの一番大きいのは 

半分程度の容量の47uFでした。容量半分ですが、サイズは大きくなります。

やってみたら、これが大変です。

MUSE KZは、リード線が太くて、穴に入りません。

この回路は、表にも裏にもパターンがあります。そう・・・両面基板です。

片面からだけのハンダ付けでも大丈夫?なように、表と裏は銅箔といいますか、

スルーホールとかいう奴で導通が保たれています。

穴を広げると、これが破壊されてしまう問題がありました。下図の黄色いのです。

 

スルーホールが無くなれば、表と裏をそれぞれ

はんだ付けしないといけません。

電解コンデンサーでは、それが難しいのです。基本、

基板からそびえ立つ円筒な感じに設置するから。

※簡単に考えると・・・表側のハンダ付けが不可。表側のランドが見えないし、はんだコテを当てられないので。

 

そこは何とかしました。説明が面倒なので、動画にしてみました。

なかなか、良い感じにできました。

 

 

ここから先は、先日の ハムノイズ退治 の続きです。

 

Tohomann S-150mk2 で気になったところが、

白い AC20V 供給を受けての直流化が 半波整流 だったこと。

ダイオード1個しかありません・・・。 

大きな酸金抵抗はリレーを素早くOFFするための電荷抜き抵抗です。

そう、ここはリレー駆動用の24Vを作っている回路なのでした。

※安定化ではない・・・コンセントの電源電圧に連動する、アバウトな24V

ここは、AC20Vでなくて整流してから電気を供給してあげると、ほんの少しだけ

ハムノイズが小さくなりそうでしたのでケーブルというかコネクタの中間に

ブリッジダイオードと電解コンデンサーを積んだ部品を作成してみました。

無駄に発光ダイオードで光ります(笑) ↓中継アダプターですね(^^

右に交流入れて、左に直流出します。

繋いでみたところです。本体側は改造が不要なのがメリット。

デメリットは、コストの割に大きな効果は無いこと。完全に自己満足。(自爆)

 

真似する人は居ないかもしれませんが、一応紹介しておきます。

 

ベースとなるのは、

デジットさんで売っていた、USBターミネーター自作基板です。

ケーブルを装着する直前の、基板完成。

回路図もへったくれもない、単なるブリッジ整流です。

白いのが発光ダイオード。裏に少し見えているのが汎用電解コンデンサー耐圧35V・330uFです。

これが先に紹介しました完成写真に繋がります。

 

1台目はベーク基板で作りましたが・・・・時間がかかり過ぎました。

切断面も荒いです。

そんなこんなの今年のGWでした。

これ以上は弄りません。最後にお気に入りの1枚。