JFET(2SK170-V/2SJ74-V)コンプリメンタリソースフォロワ

によるバッファーをヘッドホンアンプ?の前段に挿入しようと妄想しています。

と、その前にそれの出力オフセットを抑える目的で

Idssを簡易的に選別してみました。

図:コンプリメンタリソースフォロワ

JFETにはIdssの電流量によって「大雑把」に

幾つかのランクが決められています。

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[R]Red(赤)

[O] Orange(橙)
[Y] Yellow(黄)
[GR] GReen(緑)
[BL] BLue(青)
[V] Violet(紫)

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しかも同じランク内でもかなりバラつきがあるので・・・

単純な回路できちんと動作させるには選別が必要な事があります。

下図は 2SK170-BLランクのバラツキを示したものです。倍ほど違います。

図:マルツさんの「J-FETによるソース接地増幅回路の設計例」より

 

図:Idssの簡易測定はこの書籍を参考にしました

 

購入していた  Vランクは ロット が揃っていて

想像していたよりも多くのペアが取れそうです。

ロットごと袋買いすれば Pch または Nch の中でペアが取りやすい

のでしょうが・・・Pch と Nch のペアを取るというのは

並大抵の事ではありません。ほぼ運です。

Pch は 11mA付近のものが多く、

Nchの袋は14mA付近に中央値をもつ買い物をしてしまった場合、

コンプリメンタリ での ペア は ほぼ絶望的です。

今回はどちらも 11mA付近だったので助かりました。

もっとも、FET自体がほぼ絶滅近くて、

中でも少し珍しい Vランク となると入手性が悪すぎるので、

選別が必要な回路はおいそれと作成できません。

今のうちという訳です。

 

参照:

ソースホロワについては↓こちらの解説が分かり易いです

Venetor Sound様 「アナログの基礎の基礎 トランジスタ編(9) 接合形FET

http://venetor-sound.jugem.jp/?eid=89