ここ数日で色々情報がまとまりました。
再び情報源のURLを探すのが面倒なのでメモを残します。
※Windows7以降専用
簡単であることが重要なのでポイントは3つだけ ここから
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①ブラウザはChrome
![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190605/03/nightwish-daisuki/f0/98/g/o0156015114429982840.gif?caw=800)
※自信ある人はfoobar2000でもよいです
②「既定の形式」共有モードで使用されるビット深度を24ビット
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190605/03/nightwish-daisuki/d8/ac/g/o0479051214429982866.gif?caw=800)
※OSのディザ付与処理を回避するためです
③内容が同じならitagが「251」 且つ ※右クリック→詳細統計情報 で確認
アップロード日 が 2016年06月 以降のものを選ぶ 。それより前の251は再エンコード?
※2017/06/10 項目③に取り消し線入れて「2016年06月以降」と記述追加。
![イメージ 7](https://stat.ameba.jp/user_images/20190605/03/nightwish-daisuki/b8/9c/g/o1158070514429982888.gif?caw=800)
itagが「251」なら ②の「既定の形式」の設定を
「24ビット 48000Hz (スタジオの音質)」 とする。
itagが「22」や「140」なら
「24ビット 44100Hz (スタジオの音質)」 とする。
※Windowsによるサンプリングレート変換を回避するためです。
アップロードされたファイルの 「質」 が
最も重要である事は言うまでもありません。
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ここまで 簡単ですね♪
【補足】
③の赤い囲みをみると (映像を右クリックして詳細統計情報)
DASH: yes (xxx/xxx) とあります。
DASH yes とは映像と音声が分離されていることを示します。最近はほとんどこれです。
DASH no は映像と音声が分離されていない・・・私達がよくみるMP4です。
これのスラッシュで分けた数字を itag といいまして左側が映像、右側が音声です。
ここで音声は 251でした。これを下表(*2 Wikiより転載)で確認すると
160kbpsですので、ビットレートが最も大きいことが分かります。
この 160kbps という値は可変レートですので、音によって120~260kbps位の範囲で
変動します。実際にビットレートを測定しても 160kbps にならないのがAACらと
異なります。
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190605/03/nightwish-daisuki/85/ff/g/o0609019914429982923.gif?caw=800)
映像の方は下表(*2 Wikiより転載)のとおり
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20190605/03/nightwish-daisuki/9b/16/p/o0869089814429982961.png?caw=800)
これらをみると本当に多いですね。
2017/07/30 Non-DASHの表を追加↓
![イメージ 8](https://stat.ameba.jp/user_images/20190605/03/nightwish-daisuki/80/50/p/o1123021614429982993.png?caw=800)
InternetExplorer は DASH yes を再生できないので常に ↑の表、DASH no を 見ます。
表では 22が AAC 192kbps ですが、Opusが用意される場合は 128kbps に降格されます。(表が古い)
InternetExplorer自体が設計が古く・・・Chromeと比較して音もよくない気がしますので、
いつまでもAAC 192kbpsに拘る必要はないです。
実際、自分がYoutubeにアップロードしてFoobar2000でAAC 192kbps と Opus を
比較してみたところ音質は互角でした。ただ音の傾向は若干違います。私はOpusの方が好き。
Foobar2000を視聴に使ったのはブラウザの音質差を除去するためです。
ソフトが違えば音が違うのはPCオーディオでは常識です。
単純に、一つのコンテンツをIEとChromeとで聴き比べしても、
IEとChromeのソフトの音質比較をしているのか、
AACとOpusの音質比較をしているのか分からなくなります。
話を戻し、
Youtubeはユーザーからファイルを受け取ると、
複数の形式のファイルを作ります。すぐさまでなくてある程度時間かかります。
そして相手の転送環境などに応じて小さいファイルを提供したり、
大容量高画質の映像を提供できるように備えます。
(つまり再生環境によって品質が異なります。
ChromeをおすすめしているのはYoutubeと相性がよく高品質のデータが
選ばれるからです(経験上)。 foobar2000は、コンテンツによっては
レートの低いオーディオが割り当てされることがあり注意が必要です。
実例はこちらの記事の後半 「番外編」 に記載しています。)
さて、
Youtubeがユーザーに要求する音声データは一体何でしょう?
参考までに音楽関係者向けの情報を転載します。*3
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20190605/03/nightwish-daisuki/bb/b0/g/o0597036314429983026.gif?caw=800)
Youtubeは必ず再圧縮されるので、圧縮音源をアップロードされると更に音質が落ちる。
だから24ビットの非圧縮PCM でアップロードしてくれというお願いです。
気合が入っています。
![イメージ 6](https://stat.ameba.jp/user_images/20190605/03/nightwish-daisuki/a6/df/g/o1400092714429983067.gif?caw=800)
Chromeでの再生例 拡大できます
※上図の再生例の通り、
Chromeの再生音をSPDIFから出力&録音モニターしてみたところ、
ベルリンフィル公式は 20kHzまで素直に伸びていることが観察できました。
最後に、以前のおさらい (今回の簡単に高音質を得る方法では ① の対処だけしています)
Windows7以降、WASAPI共有モードにおいて
音を悪くする要因は下記3点とのこと ※④は後で追記しました
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①ディザ付加処理
「既定の形式を24ビット」にしておけば回避できる。
②リミッター
音源の音量が98.0%までならリミッターは発動しない。
③ミックス
他の音を再生しなければよい。
④サンプリングレート変換
再生ファイルと「規定の形式」のレートをが同じなら回避できる。48kHzなら48kHz。
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おわり
【参照】
*1 Youtubeフォーマット一覧(古すぎ)
*2 Youtubeフォーマット一覧(新しい)
Comparison of YouTube media encoding options [Show]
*3 Youtube推奨される音声プロファイル
*4 動画形式(コンテナ)の種類