ここ数日で色々情報がまとまりました。
再び情報源のURLを探すのが面倒なのでメモを残します。
※Windows7以降専用


簡単であることが重要なのでポイントは3つだけ ここから
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①ブラウザはChrome
イメージ 1
 ※自信ある人はfoobar2000でもよいです


②「既定の形式」共有モードで使用されるビット深度を24ビット
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 ※OSのディザ付与処理を回避するためです

③内容が同じならitagが「251」 且つ ※右クリック→詳細統計情報 で確認
  アップロード日が新しければ新しい程よい。itagが「251」でも古いのはよくない。
 アップロード日 が 2016年06月 以降のものを選ぶ 。それより前の251は再エンコード?
 ※2017/06/10 項目③に取り消し線入れて「2016年06月以降」と記述追加。
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 itagが「251」なら ②の「既定の形式」の設定を
    「24ビット 48000Hz (スタジオの音質)」 とする。
 itagが「22」や「140」なら
    24ビット 44100Hz (スタジオの音質)」 とする。
※Windowsによるサンプリングレート変換を回避するためです。

アップロードされたファイルの 「質」 が
最も重要である事は言うまでもありません。
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ここまで  簡単ですね♪




【補足】
③の赤い囲みをみると (映像を右クリックして詳細統計情報)
DASH: yes (xxx/xxx) とあります。
DASH yes とは映像と音声が分離されていることを示します。最近はほとんどこれです。
DASH no は映像と音声が分離されていない・・・私達がよくみるMP4です。
これのスラッシュで分けた数字を itag といいまして左側が映像、右側が音声です。
ここで音声は 251でした。これを下表(*2 Wikiより転載)で確認すると
160kbpsですので、ビットレートが最も大きいことが分かります。
この 160kbps という値は可変レートですので、音によって120~260kbps位の範囲で
変動します。実際にビットレートを測定しても 160kbps にならないのがAACらと
異なります。

イメージ 3


映像の方は下表(*2 Wikiより転載)のとおり
イメージ 4
これらをみると本当に多いですね。

2017/07/30 Non-DASHの表を追加↓
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InternetExplorer は DASH yes を再生できないので常に ↑の表、DASH no を 見ます。
表では 22が AAC 192kbps ですが、Opusが用意される場合は 128kbps に降格されます。(表が古い)
InternetExplorer自体が設計が古く・・・Chromeと比較して音もよくない気がしますので、
いつまでもAAC 192kbpsに拘る必要はないです。

実際、自分がYoutubeにアップロードしてFoobar2000でAAC 192kbps と Opus を
比較してみたところ音質は互角でした。ただ音の傾向は若干違います。私はOpusの方が好き。
Foobar2000を視聴に使ったのはブラウザの音質差を除去するためです。
ソフトが違えば音が違うのはPCオーディオでは常識です。
単純に、一つのコンテンツをIEとChromeとで聴き比べしても、
IEとChromeのソフトの音質比較をしているのか、
AACとOpusの音質比較をしているのか分からなくなります。



話を戻し、 
Youtubeはユーザーからファイルを受け取ると、
複数の形式のファイルを作ります。すぐさまでなくてある程度時間かかります。
そして相手の転送環境などに応じて小さいファイルを提供したり、
大容量高画質の映像を提供できるように備えます。
つまり再生環境によって品質が異なります。
 ChromeをおすすめしているのはYoutubeと相性がよく高品質のデータが
 選ばれるからです(経験上)。 foobar2000は、コンテンツによっては
 レートの低いオーディオが割り当てされることがあり注意が必要です。
 実例はこちらの記事の後半 「番外編」 に記載しています。)



さて、
Youtubeがユーザーに要求する音声データは一体何でしょう?
参考までに音楽関係者向けの情報を転載します。*3
イメージ 5
 
Youtubeは必ず再圧縮されるので、圧縮音源をアップロードされると更に音質が落ちる
だから24ビットの非圧縮PCM でアップロードしてくれというお願いです。
気合が入っています。





イメージ 6
Chromeでの再生例 拡大できます

 ※上図の再生例の通り、
  Chromeの再生音をSPDIFから出力&録音モニターしてみたところ、
  ベルリンフィル公式は 20kHzまで素直に伸びていることが観察できました。





最後に、以前のおさらい (今回の簡単に高音質を得る方法では ① の対処だけしています)
Windows7以降、WASAPI共有モードにおいて
音を悪くする要因は下記3点とのこと ※④は後で追記しました
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  ディザ付加処理
      「既定の形式を24ビット」にしておけば回避できる。
  ②リミッター
     音源の音量が98.0%までならリミッターは発動しない。
  ③ミックス
     他の音を再生しなければよい。
  ④サンプリングレート変換
     再生ファイルと「規定の形式」のレートをが同じなら回避できる。48kHzなら48kHz。
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おわり



【参照】

*1 Youtubeフォーマット一覧(古すぎ)

*2 Youtubeフォーマット一覧(新しい)
Comparison of YouTube media encoding options [Show]

*3 Youtube推奨される音声プロファイル

*4 動画形式(コンテナ)の種類