Ottobre小さい頃から臆病ものの、貴女は今でも用心深い。嵐の夜はやんちゃもせずに、わたしの足にはりついて。“風の音がこわいのよ。”“激しい雨がこわいのよ。”貴女はいつもうにゃうにゃと不平をもらして椅子の下。貴女の何倍と大きなわたしには、嵐なんて何でもない。雨にだってひるまない。そんなわたしが唯一恐れるものは、あのひとがかつて教えてくれた、必ず訪れる貴女との別離…