イケメン夜曲◆ロミオと秘密のジュリエット GREEおとぎ話はベッドの上で… アレクSweet
こんばんは、レインです。おとぎ話『アレク』Sweetですアレクのお話はこれで最後ですアレク「このまま、風呂行くぞ」「え......? このままって...一緒に!?」アレク「ああ、ありがたく思え」思わず足を止めて真っ赤になる私に、アレクが悪戯っぽく笑いかけた。アレク「あっためてやる」そうこう言っている間に、バスルームの前まで連れて来られる。「ア、アレク...ちょっと待って」アレク「あ?」私はアレクの腕を精いっぱいの力で引っ張って止めた。(お風呂に一緒に入るなんて...いきなり、無理だよ)想像しただけで、顔から火が出そうになる。「あ、の......やっぱり今日は、恥ずかしいから...ひとりで入る」アレク「え? いや、さっきのは...」アレクが何か言いかけるけれど、言葉を挟ませない勢いで言葉を続ける。「でも......っ、いつか...覚悟が出来たら......いうから」アレク「...覚悟?」「うん...その時は、一緒に入って」アレク「......っ」 テレ「じゃ、じゃあ、私先に入るね!」恥ずかしくてアレクの顔が見られないまま、私は急いでバスルームへと逃げ込んだ。アレク「......んだよ、それ」 テレ☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*アレク「......んだよ、それ」 テレパタン、と目の前でドアが閉められたと同時に、アレクは深く息を吐いた。アレク「冗談で言っただけだっつーのに...なんだよ、あの反応」思ってもみなかったレインの言葉のせいで、身体は冷えているはずなのに、頭がのぼせ上がってしまっていた。アレク「ったく......今の言葉、忘れねーからな」アレク「湯加減は?」「...丁度いいよ」ドア越しにアレクから声をかけられ、バスタブに浸かりながら返事を返す。アレク「じゃ、しっかりあったまれ」そう言い残すと、足音が遠くなっていくのがドア越しに聞こえて来た。(一緒に入ろうって言われた時は、焦ったけど......分かってくれたみたいだな)(アレクは強引だけど、ちゃんと、相手の気持ちを考えてくれる)(それに......今日みたいに、いつも私を助けてくれる) アレク「男は全員、このオオカミみてーなもんだからな」 アレク「赤ずきんみてえに食われねーよう、お前も気をつけろ」(私が、赤ずきんなら...)(アレクは......)☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*(私が、赤ずきんなら...)(アレクは......赤ずきんを助ける、狩人だな)お湯に身体じゅうを温められながら、私は自分の思いつきに、小さく笑みをこぼした。お風呂から上がって廊下へ出ると、着替え終わったアレクが待っていた。アレク「顔、真っ赤だな」「うん...ちょっとのぼせたみたい」アレク「長湯するからだ、バカ」ふっと笑って、アレクの指先が頬をそろりと撫でる。(...アレクの手、冷たくて...気持ちいい)ひんやりと心地よい冷たさが広がるけれど、慌ててそれを押し込める。「あ...待たせてごめんね。アレクもお風呂に入って温まって」「こんなに冷えてしまってるし...」アレク「その前に、こっちをなんとかしねーとな」(え...?)私が手にしていたタオルをアレクは奪い取ると、髪にふわりとかぶせた。アレク「拭いてやる」「でも...」アレク「文句言うな」(あ...)☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*アレク「文句言うな」(あ...)アレクにぐいっと手を引かれて、一緒に歩き出す。「......アレクは私を甘やかし過ぎだと思う」アレク「別に、ふつーだろ」「普通じゃ、ないよ」からかうように笑っているアレクに言い返す。(......こんなに優しい人、普通、いないよ)心からそう思って、繋いだ手に、私はそっと指を絡めた。「...自分でするって言ってるのに」アレク「いーからじっとしとけ」部屋に戻ると、少し強引に、アレクはタオルで私の髪の毛を拭いてくれていた。時々、冷めた飛沫が頬に触れる。「アレクは、寒くないの...?」アレク「拭いたから大丈夫だ」(私には、しっかりあったまれって言ったくせに...)頭を動かさずに見上げると、アレクの髪やうなじがまだ少し濡れていて......妙な色香に、どきりとさせられてしまう。アレク「ん? 何」「あ...何でもない」アレク「なら、なんで顔赤いんだよ」髪を拭く手を止め、アレクは私と目線を合わせてじっと見つめる。アレク「のぼせたのか?」「違うよ、大丈夫」心配そうに眉を寄せたアレクに、慌てて首を横に振る。(本当に...優しいな)温まったのは、身体だけじゃなかったみたいだ。(心まで...なんだか、あったかい)「さっき、お風呂に入りながら...アレクって、赤ずきんに出てくる狩人みたいだなって、考えてたの」アレク「は?」「いつも私を助けてくれて...一緒にいると、安心する」自然に笑顔がこぼれて、私はアレクを見つめ返した。アレク「......それは、ちょっと不本意だな」(え...?)☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*アレク「......それは、ちょっと不本意だな」(え...?)不機嫌そうな表情を浮かべ、アレクは乾きかけの私の髪を指でかき上げる。アレク「俺が、さっきの誘拐犯に言ったこと忘れたのか?」(え......っ、それって...) アレク「何の用か知らねーけどな」 アレク「こいつを得襲っていいのは、俺だけなんだよ」思いだした途端、頬がぱっと熱くなる。アレク「覚えてるみて―だな」「そ、それは...忘れてないよ」アレク「へー...」アレクは意地悪に口の端を上げると、まだ上気している私の身体をベッドへと押し倒した。「わ...っ」驚く間もなく、アレクの身体がゆっくりと覆いかぶさってくる。アレク「...レイン」(......っ)耳のすぐそばでアレクの甘い声が響く。アレク「俺が本当に、赤ずきんを助ける優しい狩人か、それとも...」アレク「悪いオオカミかどうか、確かめてみるか?」押し倒されたまま囁かれ、身体が震える。間近に迫るアレクの瞳は、悪戯っぽくきらめいて見える。「......確かめて、みる」自分の鼓動がアレクまで伝わりそうなくらいにうるさく鳴るのを感じながら、私はそう答えていた。アレク「いー度胸だ」☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*アレク「俺が本当に、赤ずきんを助ける優しい狩人か、それとも...」アレク「悪いオオカミかどうか、確かめてみるか?」押し倒されたまま囁かれ...私は、震える声でアレクに答えた。「......確かめて、みる」アレク「いー度胸だ」ブラウスの裾からアレクの手がそっと忍び込み、指先が肌をじかに撫でた。「......っ!」声を殺して息が止まった途端、アレクに唇を奪われる。「......ん......っ」そのまま抱き寄せられると、アレクの身体の上へ乗せられてしまう。(...なんで、こんなに...っ)火照っている私の身体に触れるアレクの指先は、少し冷たい。そのせいか、余計に肌が敏感さを増している。「......ぁ...ん......ん、んっ」背中も、胸も、うなじも...なぷるように指先でたどられ、堪えようもなく、くぐもった声がこぼれた。「っ......アレク......ねえ」アレク「...ん?」肩で息をしながら、アレクの頬をそっと手で包む。「やっぱりアレクは...優しい狩人じゃないね」(こんなに、どきどきさせられて......胸が、痛くて)(それなのに......もっと、触れて欲しいって、思わされてしまう)「......この世で一番、悪い、オオカミかも」そう呟いてから...--引き寄せられるように、私は自分からアレクにキスをした。アレク「......!」 テレ一瞬、驚いたように目を見開いて--アレク「じゃ...こんな風に、悪いオオカミ誘惑するレインは...」アレク「悪い、赤ずきんだな」「...そうだね」まるで企てるような笑みを向け合って、私達は、今度はどちらからともなくキスをした。大人になって読んだ赤ずきんの物語は--子供は知ってはいけない、甘い結末を迎えたのだった。EndアレクのSweetストーリー世界で一番、悪くて、そして優しいオオカミさんでした