私たちは、ときどき
「当たり前」の中に安心を探してしまう。
誰かと同じ景色の中にいれば、
間違っていない気がするから。
けれどその一方で、
誰かとは違う自分でありたいと願う。
人はきっと、
そんな矛盾を抱えながら生きている。
夜空を見上げると、
一つひとつの星は、
それぞれ違う場所で、
違う光を放っている。
それでも私たちは、
いくつもの星を結んで「星座」と呼ぶ。
つながりの中に、
意味を見つける生き物だから。
だからといって、星座の中の星が、
みんな同じ光なわけではない。
明るさも、大きさも、距離も違う。
違うからこそ、一つの美しい景色になる。
大切なのは、誰かと同じ光になることでも、
違うことを証明することでもない。
違う光のまま、同じ夜空にいること。
その一つひとつの光が結ばれて、
誰かにとっての星座になる。
私たちもまた、
そんなふうに生きていけたらいい。


