Goodwill and rejection | Morpho

Goodwill and rejection

彼は神が寵愛する詠い鳥

鳥籠から見える景色を虚ろな瞳で見つめながら言う

「なんて陳腐な歌だろう」

まだ見ぬ世界に憧れは積もるのに

変わらない歌を繰り返し

空虚でとても綺麗な物語を口ずさむ

お願い

貴方は貴方の為に存在していて

俺が見せてあげたいと思ったあの空を思い描いて

神から取られた翼

逃げられないと知って開け放たれた扉

微笑みすら見せない貴方を救いたい

どれだけのことを俺は出来るだろう

俺は貴方を知りたい

貴方の笑顔が見たい

貴方がその手で俺を殺したとしても変わらない想い

ただ貴方の解放を願って

堕ちてゆく瞬間さえも愛しく貴方を想う

捕らえた瞳が悲しげで

拒絶の吐息を漏らした

それでも願うから

どうか、今を生きて

だけど

これも全て神の戯れなのだろうか・・・

せめてその歌だけは真実でありますように