蒼く 果てしなく 蒼く


広く 限りなく 広がる


壮麗なる無限の空に手に入ることのない自由を思い描く


ただ 翼を広げることすらできない鳥篭に閉じ込められ


悲しき歌を歌う日々に少し飽きただけ。。。



続く 終わりなく 続く


青く 果てしなく 青い


生命の起源 揺らめき包み込む海に漂い


溶けて一つになりたいと願う


ただ 息苦しく単調な水槽から逃げ出す術もなく


足掻き続けることに少し嫌気が刺しただけ。。。



広く 限りなく 広く


強く 何よりも 力強い


あらゆる恵みを与える大地に抱かれ眠る日々を夢に見る


ただ 冷たく硬い檻の中で同じ場所を回り続け


与えられる餌に満足する毎日に疲れただけ。。。



帰る場所 帰りたい場所がある


誰にも踏みにじられることのない


自分だけが知る自由な世界



己の魂の声に耳を傾け


今 鎖を引き千切り 与えられた箱から抜け出し


心の導くままに 自由な空へ 海へ 大地へと


全てを解き放て

虚空に浮かぶ月


血のように赤いワインを


天の杯に注ぎ込み


何も考えることなく飲み干せばいい


禁断の果実から作られた その甘い美酒に


酔いしれて。。。


忘れてしまえばいい苦痛を


投げ出してしまえばいい現実を


逃げだせばいい窮屈な支配から



狂喜乱舞の宴に加わり


欲望のままに 喰らい 飲み尽くし


踊り狂えばいい



やがて酒池肉林の饗宴が終わりを告げ


天の杯が姿を変える時


何も残らない 悲しき日常が


君を喰らい尽し 飲み干すだろう



それがこの狂乱の宴の代価なのだから。。。

争うことが当然と思っている


押し殺してみても無駄なこと


知っている


所詮 着飾ってみてもお前は獣なのだ


相手を食い尽くし 奪い尽すことしか考えていない



お前は常に戦いの中に身を置こうとする


本能がそう告げているのだろう


知っている


所詮 知性的に振舞っても野性に勝てない


相手を捻じ伏せ 勝利した瞬間の感覚が忘れられない



その貪欲さで今まで生き残ってきた


弱肉強食の世界で勝ち残ってきた


しかし その代償は大きく


お前は群に戻ることもできず


奪い尽し 打ち壊された誰も寄り付かない廃墟で


ただ 来るはずのない次の獲物を待ち続ける