前回の小説「理由」①の
回想からーー
掛かり付けの美容院からの帰り道、家へと帰る俺の足取りは、
重たかった。
今日この日、俺はドラマの役作りの為、髪を真っ黒に染め上げ、短く切った。
美容院にいる間は良かったんだ。
ドラマのスタッフやスタイリング担当の人、そこの美容師達からは
『カッコイイ!!』『ムウォンのイメージピッタリ~!!!』『ステキーー!!』
と、散々褒めて煽てられ、俺も『そうかなぁ・・・』なんて有頂天になっていた・・・
新たな髪型にドラマに対する意欲も沸き上がり、『よし!頑張ろう!!』と気合を入れた矢先、
いつも、俺のカットを手掛けていた美容師から言われた一言が俺の気合を脆くも砕いてくれた。
「凄いイメージ変わるよな。お前、男だったんだよなぁ・・・なんて、改めて思うよ。」
そう、言って、俺の耳元にそっと『ユノ・・・大丈夫か?』と・・・周りに聞こえないように聞いてきた。
その一言に俺は気付く。
いつもユノは、俺に対して、よく『可愛い』と言っていたコトを・・・
改めて、鏡の中の自分を見た。
短く切った真っ黒の髪にワックスで上げた前髪。大きく鋭い眼光に太く凛々しい眉毛・・・
そう・・・俺は、『男』なのだ。
いつも俺のコトを『可愛い』と言うユノ・・・
他の人にそう言われるのは腹立たしいんだけど、
ユノに・・・あの甘い声で『ジェジュア、可愛い』って言われると、
・・・・なんだか、心臓がトキンと跳ねて心が駆け出してしまいそうな程の高揚感を味わう。
別に、ユノが俺のコトを女みたいだから可愛いと言っているんじゃないって分かっている。
分かっているけれど・・・
ユノは・・・・今のこの俺を見て、何を思うのだろうか・・・
■□■□■□■□■□
「た、だ、い、ま~~~~・・・・」
そっと玄関の扉を開けて、家の中の様子を窺う。
さっき、メールでユノがもう家にいるってことは分かっていた。
家に入る前に持っていたニット帽を被る。
こんなことで誤魔化すなんてこと出来ないんだけど、ユノにどんな反応されるのか、怖くて・・・
被らずにはいられなかった。
静かに、物音を立てないように廊下を進みリビングに行く・・・と、そこに、ソファーに座り、テレビを見ているユノがいた。
「はぅ・・・・どうしよう。でも、ユノに会わない訳にはいかないし・・・」
なんて、廊下でウジウジ考えていたら
「あれ?ジェジュン。帰ってたの?」
!!??
突然後ろから声を掛けられ、ビックリして振り返ると、
「ゆゆゆゆ、ゆ、ゆの!!!」
ユノが立っていた。
「な、な、なんでここにいるのっ!!!」
「えぇ?なんでって・・・自分の家、だし・・・」
「あぁっ!そうだね?家だもんね?自分のだもんね?当たり前だよね?あはっ、あははは・・・・・・」
「何言ってるの?ジェジュン。」
馬鹿みたいに狼狽える俺。
「あはっ!そうだね?俺、何言ってるんだろうね?あ、ユノ、どっか出掛けるの?いってらっしゃい!気を付けてね?」
「え?いや、ただトイレに行こうと出てきただけなんだけど・・・」
「トイレ!!そうか、トイレか!ごめんごめん!!どうぞ~!!」
「ちょ、ジェジュ!」
ユノの背後に回り、背中をぐいぐい押してトイレに押し込んだ。
バタンと扉が締まり、ホッとしたのも束の間
「なぁ、ジェジュン。」
トイレからユノが出てきた。
「ひっ!」
無意識にニット帽に手をかけ深く被り直してしまう。
ユノは俺に近付きそっと肩に手を置く。
そして、ゆっくり顔を覗き込まれ・・・
「じぇじゅん・・・・髪切ったの?」
ビクっ・・・・
「あ・・・ぅん・・・・・き、った・・・・・」
「へぇ・・・・見せて?」
ユノの手が、ニット帽に触れ、するっと取られてしまった。
瞬間、ぎゅっと瞼を綴じ、ユノの表情から逃げる。
「わぁ・・・・似合うじゃん!ジェジュン!!」
「えっ?・・・」
ユノの言葉に驚き、パッと目を開けると目の前にはユノの温かい笑顔があった。
「に、あう?」
「うん。カッコいい~よ~~ジェジュ~ン!」
ちゅっ
「んっ・・・」
ユノ特有のほわっとした笑顔を見せた後、ユノは俺に軽いキ/スをしてトイレに入っていってしまった。
なんだか、あっさりとした反応・・・
拍子抜けしてしまった。
「ふう・・・」
リビングのソファーにドカッと腰を下ろし脱力。
ボケっとしていたら、ユノがトイレから出てきた。
「ふぃ~~すっきりすっきり~~~。あっ。言い忘れてた。おかえり、ジェジュン。」
「へっ?あ、ただいま・・・って、ユノ!!」
「おわっ!!」
俺は堪らず近付いてユノの胸ぐらを掴んだ。
「ホントに!?ホントに似合ってるって思ってんの!?」
「え?え?似合ってるよ?なんで?」
「俺・・・俺・・・・男なんだよ!?」
「・・・・はっ?」
・・・・・・・・・・。
俺とユノの間に沈黙が訪れた。
「ははっ・・・そんな事知ってるよ?どうしたんだ?急に。」
「俺、カッコいいんだって・・・・」
「うん。カッコいいね?髪切って、凄いカッコよくなった。」
「・・・・・。」
俺は、ユノの胸ぐらから手を離し、俯いた。
「ふう・・・じぇじゅんあ~。周りからなんか言われたなぁ~?何言われた?」
「・・・・・カッコいいって・・・・お前、男だったんだなって・・・ユノは大丈夫かって・・・・」
「も~~~!!!じぇ~じゅ~ん!!」
ぎゅーーーーーっとユノに抱きしめられ、温かい腕の中に閉じ込められた。
「ねぇ、じぇじゅん?じぇじゅんは、俺がお前の外見だけで好きだって言ってるって思ってんの?」
俺の耳元で、甘く優しい声で囁くユノ。
でも、その声に弱冠、拗ねたような声音が混じっていた。
「そうじゃないよ?そう思ってるんじゃないんだけど・・・」
「だけど?」
「ユノ・・・俺のコト・・・いつも、可愛いって言う。」
「うん。だって可愛いもん。」
「だからっ!・・・・カッコいいって言われる俺は・・・・ダメかな?って・・・嫌われちゃうかな?って・・・・思った・・・んっ!!」
突然、カプッと耳を噛/まれ、声を上げてしまった。
「やっ・・・ちょ、ゆの・・・・ひうっ!」
ユノの舌が、俺の耳を舐/める・・・
ぴちゃぴちゃと音がしたと思えば、今度はゴソっという音が俺の鼓膜を犯/した。
「ひゃっ・・・あ、・・・や、だぁ・・・ゆのぉ!」
耳の穴に忍び込むユノの舌・・・
背筋がゾクゾクして、ユノから与えられる刺/激に声が止まらなかった。
必死にユノにしがみつく俺。
「ふふっ・・・・ほら、かわいい・・・」
「へぇ?」
不意に言われた言葉に頭がついていかない・・・
「じぇじゅんは可愛いよ?俺が触ると、すぐそんな声出して・・・必死に俺に答えてくれようとするじぇじゅんは、すっごく可愛い・・・」
「ゆの・・・・」
「髪型なんて関係ないよ。どんな姿でも、じぇじゅんはじぇじゅんでしょ?でも、じぇじゅんは俺が可愛いって言うの、嫌?カッコいいって言った方がいい?」
「ううん!!俺、ユノに可愛いって言われるの、好き、だよ?・・・嬉しい・・・」
「はぁ~~~よかった~。」
額をくっつけて、瞳と瞳を繋ぎ合わせる俺達。
「ゆの・・・すき・・・・」
「俺も、好きだよ。じぇじゅあ・・・」
くすっと微笑みながら、自然に近付いた唇。
「んっ・・・ふ、ぅ・・・」
快/感に潤むのを止められない俺の瞳・・・
夢中でユノの舌を追いかけていたのに、途中でキ/スを止められた。
「や、ゆの・・・」
離れるユノの唇を俺の舌が追いかける・・・
「ふっ・・・やっぱりかわいい・・・・」
ユノがこの時なんて言ったのか、快/感を追いかける俺にはもう、何も考えられなくて・・・
ただひたすら、ユノを求めた・・・
■□■□■□■□■□
あとがき
はい~~~。まだ~つ~づ~き~ま~す!(笑)
とりあえず、今回は回想シーンになっております。
毎度のことながら、長くするつもりは全くなかったんですがねぇ・・・まだ続きますねぇ・・・(^^ゞ
スイマセン。お付き合い下さい・・・
って、気付けば、アメンバーさんが、なんと70人になっていました(;´▽`A``
いいんですか?大丈夫ですか?皆さん、こいつのアメンバーになって後悔していませんか?(笑)
あんまり交流とかしてない、てか、出来ない人間ですが、いいんですかねぇ・・・
もうすぐ、ブログ一周年になりますが、こんな一年も続けられるとは思っていませんでしたよ~。
自分でもビックリですわ。
これも、東方神起に感謝ですね(^人^)
それに、ズボラなまつのブログに呆れもせずお付き合いくださる皆さんにも感謝感謝です!
ありがとうございます!!
最近、ホムペの方が完全放置・・・( ̄Д ̄;;
ヤバイなぁ・・・