邦画「人魚伝説」あらすじ
佐伯啓介と妻のみぎわは、アワビ漁で暮らす夫婦。
啓介は、漁の最中、一人の釣人が殺されるのを偶然に目撃する。
啓介とみぎわは死体を捜そうと船を出す。
海女のみぎわが海に潜ると生命綱を引くはずの夫が胸板を鈷で射抜かれて落ちてくる姿を見てしまう。
みぎわもまた、水中銃で腕をやられ失神。
岩場に打ち上げられてどうにか命を取り止めたみぎわは、自分が”夫殺しの犯人”にされていることを知る。
動揺した彼女みぎわは、啓介の子供の頃からの友人宮本祥平に助けを求める。
祥平はみぎわを近くの小島、渡鹿野島に隠す。
数日後、祥平の父親輝正らの一行が渡鹿野島へやって来る。
町の権力者である輝正は海岸一帯が原子力発電所建設の候補地として上っていることを知り、誘致をすすめていた。
輝正の宴会に出たみぎわは、原発に反対した官本の部下、下川の殺人現場を目撃されたため啓介が殺されたこと、みぎわに逃げられたので他の女に濡れ衣を着せたことを知る。
みぎわは、祥平の指示で自分を殺そうとした男を逆に刺し殺し、海に飛び込み逃走する。すべてを知ったみぎわは、官本宅に忍び込んで輝正をプールで溺死させる。
父を殺された祥平は激怒。
みぎわは捕らえれて海中に網を被せられて投げ込まれる。
網から決死の脱出を試みるみぎわは海中で啓介の死体を発見する。
祥平ら原発推進派への復讐を決意するみぎわ。
みぎわはモリを改造して展望塔での原発竣工パーティに乗り込み、祥平をはじめ、参加者を次々に血祭りに上げてゆく。
みぎわを包囲する機動隊。そこへ、突然、すさまじい嵐が巻き起こる。
嵐は機動隊をもなぎ倒してゆく。
そして、みきわは海の中に消える…。