日本映画「少女椿」あらすじ
貧しい家に生まれ、病身の母と2人暮らしの生活を送る少女みどり。
母のために、椿の花を折り紙で折り、売りにでかけていた先で、親切なおじさんに出会います。
そのおじさんに「困ったときは、相談に来なさい」と言われます。
帰宅したみどりが目にしたのは、性器から入り込んだ何匹もの鼠に内臓を食い破られた母親の無残な姿でした。
天涯孤独になったみどりは、親切なおじさんを訪ねます。
おじさんは異形の芸人たちが働く見世物サーカス小屋・『赤猫座』の座長でした。
サーカスの下働きとして使われるみどりを小屋の芸人達はことあるごとにイジメます。
過酷な日常、みどりは現実逃避の妄想で日々を凌ぎます。
ある日、手品使いと称する謎の芸人ワンダー正光が低調だった小屋の売り上げの最後の手段として雇われてから、みどりの立場も一転します。
手品と称して不思議な術を操るワンダー正光はみどりを気に入って何かと世話を焼き、みどりも自分に優しく接してくれるワンダー正光に好意を抱くようになります。
ワンダー正光の助手となり、売り上げに献身し、一座での発言力を強めたおかげで、みどりの立場も向上していきます。
ほどなくして赤猫座の座長が一座の金を持ち逃げして行方をくらまし、一座は解散。
みどりはスカウトされた松竹へ、ワンダー正光はマネージャーとしてついていきます。
みどりはワンダー正光の魔法で女優になりますが、やがて飽きます。
みどりはワンダー正光の魔法の力が欲しくなり、彼に頼みます。
ワンダー正光はみどりの魔法を授け、その為に息絶えます。
再び、一人になったみどり。
みどりは自分に魔法をかける…