ではでは、見てみましょうか
のぞきこんでクランク回しても腰下は問題なさそう。
てっぺんがきちゃないのは仕方ないとして、側面は焼き付きや抱き付きの痕跡はないですね。
ピストンリングもちゃんとバネの役割を果たしてるし固着もない。
どれどれ、穴の中を見せてみなさい。
暗くて見えないからライトで照らして中までみちゃうぞー。
ほぉら丸見えだぁ。
ハイハイ(笑)
まだホーニングの跡も残っているし、大きな傷もない。
うむ。亡くなる直前までは実に健康で生活していたようですね。
ピストンもコンロッドから外します。あ、この円柱のピストンが繋がってた平たい棒ね。
で、ピンが刺さってるこの穴。両方に同じクリップが入ってて、これで外れなくしてあります。
なので、片方のクリップを外して、外してない方から外した方に押せばピンが抜けます。
この時、コンロッド側にはベアリングが残るので、落としたり無くしたりしないよう注意してください。
先端の丸くなってる所がピストンピンが通っていた部分。
みえるかなぁ。ベアリングが入ってます。
あとはクランクケース内にごみ等が侵入しないように詰め物をして、うっすら残ってる青っぽいやつ。
このガスケットをきれいに剥がします。
スクレーパー等を使って残りが無いようきれいに、かつ、ケースに傷を付けないよう慎重に・・・
つづく