と言う事で、前回までではやめられず、もう少し進めることに。

 

「まぁバラせるところはバラシちゃっておくかぁ」くらいの気持ちで再開。

 

 

 

 

純正のチャンバー。

 

まぁマフラーなんですが、2ストはチャンバーって言います。

 

どうせ交換するし、後々の整備で外さないといけないので外します。

 

 

 

 

 

 

はい。エンジンとの付け根2本と、画像で仮付けしてあるボルト2本でしか付いていないので、

 

ボルトやナットが回らないとかナメてるとか言うトラブルがない限り、一瞬で外れます。

 

 

 

 

はい、後々こちらに付け替えます。もちろんまだ付けません。

 

青い部分がサイレンサー部で、マフラーのように消音機能が付与されている部分です。

 

ぷっくり膨らんでいる鉄色の部分。ここがチャンバー部分です。

 

2ストには4ストと違ってバルブがありません。バルブが無いのでカムもありません。

カムが無いのでロッカアーム等もありません。

つまりタペット機構が存在しません。

 

ざっくり言えばシリンダーに空気の入口と出口の穴が段違いで開いていて、

ピストンの上下でその穴から吸ったり吐いたりしています。

 

4ストはこれをバルブの開閉で行っていますよね。

2ストにはその機構がないんです。詳しくは別の機会で。

 

なので、このチャンバー部の形や長さで、排気に脈を打たせるようなイメージで、

抜ける排気と抜けずに戻ってくる排気の波を意図的に作っているんですね。

 

戻ってくる排気の波が、バルブが閉じているときと同じ状態を作ってシリンダー内の圧縮と爆発前に

混合気が排気と一緒に排出されるのを防いでいるんですね。

 

なのでこの形状は昔は職人さんが手作りで何個も作ってテストを重ねてベストなものを作っていたんですね。

 

さて、チャンバーのことはこのへんにして、あとばらしておく場所は・・・

 

 

 

 

エンジンと・・・

 

 

 

 

エアクリBOXとプーリーカバーですか。

 

あとフロント周りと。

 

ほんとすぐ脱がせてくれるんだから。脱がせやすいったらありゃしない。

 

つづく