『独りは寂し』 | 思い出の花

『独りは寂し』


誰も居らん家に帰る時
何も居らん事を祈らん

幸い何の気配もせず
だとて
全ての電灯を
点けませう
明かりの中に
安心を見付けまする

闇は恐ろし
目をつぶらば恐ろし
寝るのは恐ろし

明かりを消し
目をつぶらば
どこぞから気配が
してたもう

気配は近付いて
直ぐそこに

わしは
目を開けてやらん
意地でも
目を開けてやらん
このまま眠って
お前の気配を
消してやろうぞ

ここには誰も居らん
わしは知らん
眠れば何も分からん