ナイトウインド - 夢への誘い -  -4ページ目

ナイトウインド - 夢への誘い - 

あなたの心を吹き抜ける 私はただの夜の風。                               
今宵も夢の世界へと あなたをそっと誘いましょう。          


ナイトウインド - 夢への誘い - 



        お日様なんて 大っ嫌い


         暑いし渇くし 大っ嫌い


         木陰に避難し 殻の中


         涼しい場所で 殻の中



        雨上がりなら だ~い好き


        潤いたっぷり だ~い好き


        葉っぱの上を お散歩中


        壁をあちこち お散歩中



        はっきりしない 曇り空


        どんより湿った 曇り空


       雨降り期待し 待ちぼうけ


       お空を眺めて 待ちぼうけ






ナイトウインド - 夢への誘い - 



        宝の在りかを示す地図


         たった一枚を握りしめ


         僅かな装備と夢を携え


         冒険の旅に出かけよう



         お金なんて無くたって


         この身ひとつで充分さ


         体力気力で乗り切って


         知恵と工夫でその先へ



         苦難に満ちた人生こそ


         光り輝く至宝そのもの


         君が手に入れた宝物


         後に続く者を導くだろう






ナイトウインド - 夢への誘い - 



         夢を包んでふわり舞い


          空に漂うシャボン玉


          突然の風に流されて


         壊れて消えた屋根の上



         夢は消え失せたけれど


         後から後からシャボン玉


          新たな夢を優しく包み


         遥かな高みへ飛んでいく






ナイトウインド - 夢への誘い - 



         新緑映える山の端を


          渡る涼風爽やかに


        青々と茂る萌える若葉を


        揺らし駆け抜け巡りゆく



          谷を流れる清流を


           泳ぐ若鮎逞しく


         上流目指し昇りゆき


         新たな季節を運んでく



         青く澄み渡る五月晴れ


         小鳥たちは風に歌い


          声高らかに囀りて


         初夏の訪れ告げてゆく



        草木を濡らし潤す五月雨


          その雨音も軽やかに


         恵みをもたらし命を育み


          心に虹を架けてゆく






ナイトウインド - 夢への誘い - 



       路地裏の壁伝いに歩いたら


       突き当たりを右に曲がって


       暗い通路の向こう光射せば


       そこはほら僕らの隠れ家さ



       名も知らぬ野の草花が咲き


       ひらりひらりと蝶が舞い踊る


       伸び放題に草が生い茂った


       猫の額ほどの小さな空き地




       草の上にごろんと寝転んで


       絵画のような空を眺めれば


       流れゆく雲が僕らを乗せて


       夢の世界へと連れていくのさ



       窮屈な檻に閉じ込められた


       君にこの場所教えてあげる


       もしも心が疲れちゃったなら


       いつでもここへ戻っておいで






ナイトウインド - 夢への誘い - 



         体いっぱいに風を受け


        青空に映えるこいのぼり


         子の健やかなる成長を


         願い屋根の上泳いでる



         命を次へと伝える為に


         激しい流れに逆らって


         上流目指して川を遡る


          鯉のごとく逞しく在れ



        そんな想いを背中に乗せ


        風の中で身をくねらせて


         勢いよく泳ぐ鯉たちを


        見上げる親子に幸多かれ






ナイトウインド - 夢への誘い - 



       誰もが生まれたその時から


        死する定めを背負うもの


        逃れる術などありはしない


        いつか必ず終焉は訪れる



        ならば先を悲観し嘆くより


        今を味わい大事にしようか


        いつ終わるか知れぬから


       間際まで夢を追い求めよう



        どんな最後を迎えようと


        幸せだったと言えるように


        生きているという喜びを


      噛みしめながら歩んでいこう






ナイトウインド - 夢への誘い - 



        冷たい夜風に冴え渡る


         哀しみ湛えた蒼い月


        闇夜を淡く染め上げて


        流れる雫を照らし出す



        貴方の居ない淋しさが


         私の胸を締めつけて


        恋しさ募る日々は過ぎ


         眠れぬ夜は続いてく



         流れ落ちる哀しみは


         深い海へと姿を変えて


         想い揺らめく水面には


         月の雫が蒼く降り注ぐ






ナイトウインド - 夢への誘い - 



        堪え切れずに零れ落ちる


        涙の雫で濡れないようにと


       貴方がそっと差し出してくれた


       優しさという名の傘に雨宿り



        こんな雨降りだというのに


        何故だかほんわり幸せで


         込み上げてくる嬉しさに


        貴方を見上げ微笑んでいた



         きっともうすぐ雨も止み


         青い空が広がるでしょう


        そしたら一緒に駈け出して


        虹の架け橋を渡ってゆこう





ナイトウインド - 夢への誘い - 



        雨音にかき消されるから


        私の声は貴方に届かない


        淋しいよなんて呟いては


        頬杖ついて溜め息ひとつ



        今頃貴方はどうしてるの


        きっと夢の中旅してるわね


        私も一緒に連れてってよ


        ずっと傍に居たいんだもの



         雨音がかき消したから


        私の声は貴方に届かない


         逢いたいよなんて一言


      ぽつんと呟き溜め息またひとつ