① 1981年以降に設置されたものは、震度4以上の地震の揺れを感知すると、自動的に最寄の階で停止してドアが開くようになっている。
② 古いものは上記の機能がついていないので、その場合は揺れを感じたらすべての階のボタンを押し、なるべく早く停止させるようにする(ちなみに中に閉じ込められても窒息することはまずない。見えなくてもエレベーターには必ず空気穴がついている)。
③ 閉じ込められた場合は非常用呼び出しボタンやインターホンでサービス会社に救助を求める。それが繋がらなければ、エレベーター内に書かれてあるサービス会社か消防署に直接電話をする(エレベーターに使われているロープは極めて頑丈なので、それが切れて落下するということは通常ありえない)。
④ 中にはブザーを押しても反応がないように思えるものもあるが、向こうには届いていることが多いので押し続ける。
⑤ 脱出しようとして天井の空気穴を破ってエレベーターの上に出るのは最悪の選択。途中で動き出す可能性もあるし、整備関係のオイルでその部分は非常に滑りやすい。救助を待つ方が安全。
⑥ 万が一、インターホンもなく、電波が通じない状況だったら乗り合わせた人で一斉に靴などでドアを叩き、外部に気づいてもらうようにする。少し叩き続けた後、やめて反応があるかどうかを見る。
ちなみに今回の地震では15都道県で少なくとも207台のエレベーター内に人が閉じ込められた。しかし、12日正午までに全員の救出が終了した。
都心ではビルの階数も高くなるし、3階以上の階段を徒歩で上る人はあまりいない。
エレベーターは通常の生活に必要なものであり、利用を過度に恐れる必要はない。
ただ、地震発生時や火災発生時は絶対にエレベーターの利用は控えること。
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