室温ゼロ度。




ゼロ。0。零。



室温が、無い。




と、書けば違和感にお気づきかと。



そう。零とは無ではないのです。



リンゴが一つ、お皿の上に乗っています。


リンゴを食べました。


リンゴはゼロになりました。



でもリンゴは無になったわけではないのです。



空っぽの皿。


そこにかつてあったはずのリンゴ。



リンゴはゼロになっただけで、リンゴは無になったわけでもなく。




だからほら、この室温だって。


ゼロだけど、温度が消失したわけじゃない。



もうちょっとでマイナスに成れる、可能性を秘めたゼロ。




そう、宇宙創世の一歩目は、充満した無ではなく、可能性を秘めたゼロ――――。








えあこんスイッチおーん!


わぁい! あったかい!


ぬくぬく!!