「クリスマスにテロを仕掛ける!」
モテ無い男達の集団 “孤狼の森 - フォレスト・ウルフ -
彼らはクリスマスに向けて綿密な計画を練っていた。
ターゲットは幸せそうなヤツら。
浮かれきった世の中に、弱者による致命の一撃を与えるために、彼らは数年にわたり嫉妬と憎悪を育み、また、その殺意を研磨し続けていた。
そして選ばれたステージは、クリスマスディナーを楽しめるクルージングツアー。
彼らはモテない同士で結託し、その大型クルーザーに紛れ込んだ。
「この船を“血の風呂”-ブラッドバス-にして、そして水底という地獄にたたき込むのさアーメン」
だが彼らは知らなかった。
そのクルーザーのキッチンには、かつて 孤狼の森にて最強の名を冠した“ぼっち”がいたことを。
“神にすら愛されなかった者” - God hete he -
“孤独を極めし者” - The Lonely -
“一人焼き肉。しかも食べ放題の店で” - Big world -
彼を讃え、けなす言葉は数多くあった。
だが真実、彼を表現する言葉はたった一つだった。
それは即ち 「お一人様」
孤独なぞ生ぬるい。
孤高ほど誇り高くも無い。
真なる孤独は、広大な砂漠に一人きりなのではなく、群衆の中にのみ存在する。
『応答せよぼっちA! 応答せよ!!』
「あ、ああ……ああ……!!」
『どうしたぼっちA! 何があったんだ! 応答しろ!』
「俺たちは……俺たちは……この作戦は失敗する……」
『何を……! 早く起爆装置を作動させろ! まさかお前、生きたいのか!』
「嫌だ……俺は、このまま死にたくない……!」
『ぼっちA! クソッ! こいつ、カップル共に嫉妬するだけじゃなく、羨望の念を抱きやがった!』
「……違う! ただ、俺は、気がついたんだ!」
「俺たちは、コイツに比べたらまだ幸せだぁ!! 死ぬなんて、もったいねぇ!!」
雪尋 「………………」
「こいつ、なんで発狂してないんだよ! 誰よりも不幸なぼっちのくせに、平気な顔してる!」
雪尋 「………………」
「クリスマスイブは仕事で、前日の祝日! 一人で寿司食って、ポエム書いて、笑ってる!!」
雪尋 「……おい。お前。そこのルーキー」
「ひいい! 話しかけられた!! 不幸がうつる!!」
雪尋 「言い過ぎやろお前」
出演
雪尋 雪尋
ぼっちA 小栗旬
ぼっちB 松本潤
ぼっちC 福士蒼汰
コック長 スティーブン・セガール
「沈黙のクリスマス」
――――地獄の鬼も、近寄らない。
Coming soon……!!