ゴルフ場にて




お客様  上手

ボス    上手

女子   上手


僕・雪尋 カス





そんなアンバランスな実力を持った四人。


なにかゲームをしようと、そういうことになりました。




客 「ハンデでも設定するか?」


ボ 「うーん。でも、正確な実力差が分からないですね……」


女 「そうですねぇ」



僕 「すいません、僕が下手なばっかりに………………w」





とりあえず、前半を楽しみます。




僕 「うひょー! 右に行ったぁぁぁぁ!!」




僕 「こんな短いパット、外すわk……外したぁぁぁ!?」




僕 「ぼ、ボールは山奥に還りました。二度と帰ってこないでしょう」






ズッたボロのスコアでした。





客 「勝負にならんな、これ」


ボ 「これはひどい」


女 「男で、あたしよりもゴルフ歴長いのに、あたしより下手って」



僕 「 (´;ω;`)ウッ… 」






ここで……圧倒的閃き……天啓……繋がる……! 頭の中で点と点が……!





客 「ボギーなら、賞金を出す」


ボス 「ただし、トリプルボギーなら罰金」


女 「ダボなら、賞罰無し」




それは、ちょっと上手なら賞金。


ちょっと下手なら、罰金。


そんなシンプルなデスゲームでした。




皆 『乗るか?』




ここで乗らないなんて言える社会人、いたら見てみたい。


きっと去年の僕なら、乗らないだろうけど。






僕 「の、乗ります。よろしくお願いします」





というわけで。


勝負はさておき、雪尋がボギーを目指して頑張る一日、となりました。





後半1ホールめ。




僕 「とりゃー!」


客 「ふむ。トリプルボギー。セーフだな」





2ホールめ。



僕 「うぉりゃー!」


ボス 「またトリか」




3ホールめ。




僕 「ぐぬぬぬぬ!」


女 「あちゃー。またトリですね」








4ホール目。



僕 「ボギーです」


皆 『!?』




賞金を獲得しました。





5ホール目。


僕 「ボギーです」


皆 『!?』




6ホール目。



僕 「パーです」


皆 『なんか急に上手くなったなお前!?』





連続で賞金を獲得。


前半のスコアが嘘のような、出来すぎたプレー。






お客様 「……おい」


僕    「……はい」





客 「……いやー、参りましたね、雪尋さんにはw」


僕 「敬語!?」




客 「まさか猫をかぶっていたとは。実力を隠してらっしゃったんですねー」


僕 「いやいやいや、常に全力でマジで一生懸命なだけですよ!」




ボス 「こんだけ連続で賞金取っておいて、よく言うよ……」 (呆れ)


僕   「ほんとですってば!」




女 「えげつねぇwww 残りを全部失敗しても、プラマイゼロに収まるじゃないですかwww」


僕 「だから、頑張っただけだってば!」






客 「いやー、雪尋さんにこんな才能があったなんて、意外ですねぇw」


僕 「さ、才能……?」









客 「詐欺師の才能」


僕 「ちょwwww」







というわけで、急遽、ルールが改定されました。






ボス 「ダブルボギーはセーフ。トリは、アウト。罰金ね」


女  「当然ですよね。だってパー取れる実力があるんだし」



僕 「そ、そんな! あんまりだ! これは罠だ!」


客 「罠を張ったのはお前が先だろうがwww」




ボス 「……で、このホールの結果は?」


僕  「ボギーです」








皆 『また賞金獲得かよ、この詐欺師が!!!』


僕 「 (´;ω;`)ウッ… 」







で、ダブルボギー取ってセーフ。



そして最終ホール。





ドライバーを握ります。





客 「前半とは全然振り方が違うんだもんなぁ。上手いわ」


ボ 「手を抜いてたことは明白ですよねぇ」


女 「だって、いきなり、本当にいきなり別人みたいなプレーですもんね」


僕 「…………だ、第一打、うってきまーす」






握ります。


ふります。


へちょっ。





僕 「あっ……失敗した……」









客 「いやー、接待まで出来るとは流石ですなぁ!」


ボ 「あんまり言い過ぎるから、また手を抜きましたよこの方!」


女 「腕持ってんなーw」




僕 「普通に失敗しただけですよ!!!!」








なにをしても、何か言われます(笑)



僕が一言いうだけで、三人が三言ぐらい返してきます。


まさに1対9です。



これにはキャディーさんも苦笑い。つーか、爆笑してました。






あがってみれば、いつも通り、119という初心者の女子的スコアだったんですが。






客 「つーか、最後叩きすぎだろ。ロングで11て」


ボ 「ダブルパー以上とか、下手すぎるだろ」


女 「ふざけてんの?」



僕 「すこぶる真面目で一生懸命やった結果ですってば!!」





パーだったら、後半50ジャストであがれたんですけどね。



11叩いたせいで、新記録は遠ざかりました。



でも、12は叩かなかったおかげで、120は切りました。




この、絶妙なスコアメイク。




他意は無いけど、詐欺師と呼ばれても仕方がねぇ…………orz






精進しまふ……。







金曜日!



晴れのち曇りで、また雨がふるけど、きっとまた晴れるはず!!




日曜晴れろ!!!!