先日、弟がすごくニヤニヤしながら近寄ってきた。




僕 「なんぞ」


弟 「こんなん見つけたwww」





彼が提示してきたのは写真である。



ひょい、と見てみると。


そこには、真白いミートボールがいた。



というか僕だった。





僕 「ちょwww なにこれ何コレ!wwww」


弟 「凄いよねwww」




詳しく言うなら、僕が最高にデブってた時の写真である。



まぁ凄い。


何が凄いって、その肉厚感が凄い。



季節は夏。


隣りに写った弟と親父は真っ黒に焼けている。


しかし引きこもりだった僕は、まるで一人フラッシュを浴びた如く白い。



そして丸い。酷く白く丸い。


首が無く、腕もムチムチしており、やたらと髪が長いというか、暑苦しく密集している。




尋常ならざる奇っ怪なデブが、そこには居た。




まさに白いミートボールである。






どこかの誰が言っていた。


「体重100kgを超えられるのは、才能の一つだよ」




そんな才能要らないのだが、写真の中の僕はその才能を余すところなく開花させておった。


すげぇ。こんなタイプの、才能にあふれるデブ、今まで見たことない。



そんな懐かしい写真を見て、ひとしきり笑い、興奮しました。





そして、ふと鏡の中の自分を見た。




僕 「……………………」






首が見える。


顔のサイズが、三割ぐらい縮んでいる。



そうか。これは奇跡なのだ。



「デブる」という才能<ギフト>を覆したという、人間の輝きだ。


まさにシャイニング☆俺である。



そう。つまり僕は、もうダイエットなんてしなくても十分に痩せているのである。


服だって、最近じゃMサイズのを物色したりしている。



つまりはそういう事なんじゃないのか?


寝る前にご飯とか食べても、いいんじゃないのか?


だって、もうデブという才能は駆逐したのだから――――。









直後に風呂に入り、腹の肉をつまみ、僕は改めてダイエットを決意したのでした。



僕 「なにこの脂肪分!」




ぷにぷにしておる。


まだデブい。






頑張って痩せます。







おわり。