小説を書いた。
僕 「……我ながら、暗い作品だなぁ」
詩を書いた。
僕 「これに共感出来るのって、不幸な人だけじゃね……?」
なぜだ。
なぜ僕の指先は、妙に切なかったり苦しかったり怖かったり酷かったりするモンばっかり描くんだ。
ハッピーエンドとか大好きなのに!
ホラーとか、グロテスクなのとか、暗い映画とか嫌いなのに!
Why!?
でも本棚見返すと、八割がミステリーでした。
うん。僕の本棚は死体がいっぱいだ。
あー。でもほとんどハッピーエンドだな。
切ないのもたくさんあるけど、バッドエンドは一つもないや。
でも僕が書いちゃうと、ハッピーエンドは見あたらない。
いや、バッドエンドでもないんですが。
こう……切ない感じの、どーしようもない感じの、寂しい終わり方が多い。
あー。
だから、ダメなんですかね?
今書いてる「三人のうち二人死ぬ」も、プロットによると「主人公にとってはハッピーエンド」なわけで。
大局的に見ると、これは明らかにバッドエンドではないだろうか。
書き上げてすらないけど、読後感とかどうなってんだろう。
…………みんな生かしてみるか?
いや、そうするとテーマがブレる。何のために書いてるのか分からなくなる。迷子になっちまう。
ハッピーエンドって、どうやったら書けるんですかね。
僕が尋ねたら、ダメですよね。いや失敬しました。
……あ! 閃いた! 分かった! 理解した! 僕は真理に到達した!!
「ハッピーエンドしか“書けない”ようなプロット」を立てればいいんだ!
よし、ラブコメ書こう!
鈍感な主人公がいてー。
なんか可愛いヒロインがいてー。
友達以上恋人未満な関係性でー。
ちょっとした障害があってー。
それを乗り越えてー。
結ばれる二人………… ハッピーエンド..._〆(゚▽゚*)
おお、ハレルヤ。
これなら「なんでこんな暗い小説書いてんだ?」と首をかしげることもあるまい。
早速プロットを考えてみよう!
と書いて、十五分後。
>>ちょっとした障害があってー
という箇所。
どうしてもラブコメがサスペンス化するんですが。
ハートマークとか書きたいのに、どうしても流血沙汰に発展しやがる………………。
いや、いかん。諦めたらそこで終わりだ。
というかいっそ「三人のうち二人死ぬ」をラブコメにしてやろうではないか。
幸にもプロットはラブストーリーがベースだ。ちょっとトチ狂ってるけど。
もしかしたら最終的には、みんな生かせるかもしれない。
……あれ。
でもそうしたら、テーマがブレるな。
やっぱり殺すしかないか。
でもそれバッドエンドじゃね?
ハッピーエンドにしよう。
あれ。テーマがブレた。
( ゚∀゚) <………………。 (思考ループ中)
出口がwww見えwwwねぇwwwwww
小説家になったら、空から女の子がふってくるラブコメ小説書きます。
というオチをつけて終わろうかと思ったけど。
「空から女の子がふってくる」 という文字を書いたら。
女 「ふははははは! この大地を穴だらけにしてくれるわ!!」
女の子の顔がプリントされた爆弾が降り注ぐ、というシュールな光景を思い描いてしまいました。
タイトルは メテオ・ガール。
地球を滅ぼす、笑顔の爆弾。
なんだそりゃ。
ラブコメが一瞬にして戦争モノに化けやがった。
もう僕の脳みそは手遅れのようです。