僕は幽霊というやつを信じていません。


それは「いるわけがない」という拒絶ではなく、


「いたとしても僕には関係無いな」 という、存在の有無にかかわらず、無関心ゆえの否定。



だいたい、過去遡って何人の人間が死んだと思ってるんだ。


人間にかかわらず、動物も含めていいな「死んだモノ」なんて兆という単位を用いても全然足りない。



そして幽霊の存在を証明できた者はいままでにいない。


これから証明出来たとしても、現段階で出来ていない以上、とりあえず僕は「幽霊否定派」です。



霊感も無いしね。





ところがどっこい。


僕にはいままでいくつかの霊的体験がある。



一つは小学生時代。


ガチで、毎晩金縛りにあってました。


目の前を黒い影がよぎった瞬間、体が「ガチィッ!」と硬直していました。


そのまま意識が遠くなっていく症状で、 「あ、このまま死ぬのかな」 と不安になったことを正直に告白します。



まぁ僕は 「小学生のころに起こりうる脳の障害の一つか」 と認識していたんですけどね。


本で調べたのです。オカルトではなく、科学的なヤツでした。




そして二つ目は成人してから。


というか夜の仕事についてから。



ベッドで寝ていたら知らないオッサンが乗りかかってきたんです。


耳元で「はぁはぁ」言ってるのが超リアルでした。生暖かいし、きしょく悪い。


最終的にはオッサンが 「あ、間違えた」 と呟いて消えたんですが…………。


誰と間違えたんでしょうね。




あとはカーテンに人影が映ってて、めくった瞬間に消えたとか。


そのくらい。



とくに「見知らぬオッサンがはぁはぁ事件」は衝撃的で。


僕は 「幽霊を信じる人がいても無理はないなぁ」 と感心したものです。






しかし、かような事件を乗り越えても、僕の 「幽霊なんざいねぇ」 というスタンスは崩れず。


今もなおリアリストを気取っております。









だが。







本日、お酒を大量に飲んだ僕が帰宅したのは、夜中の3時ぐらいでした。


家は当然のように真っ暗。


実に静かです。当たり前です。




僕 「――――――――――――ん?」




でも僕はナニカの気配を感じました。


見えたわけではなく、匂ったわけでもなく、肌が何かを感じました。




僕 「うーん?」




なーんか知らないけど、お風呂が気になる。


トコトコとお風呂場へ向かいました。



耳鳴りがしました。


どういう理屈か、右手がビリビリ痺れました。



僕 「……なんぞ」



照明を付けるのが、少し怖い。


どうしてかな。分からんな。まぁ、付けるんですけど。




スイッチオン。文明が輝く。


オープンドア。浴室の扉が開く。






そこには何故か、手袋が一つだけ落ちていました。






僕 「……誰の?」



女物……? しかし、ウチの母上は手袋なんてつけない。


というかそもそも、現在旅行中で家には居ない。


なんだこれ。誰のだ。




僕 「……弟がつれこんだ女の手袋」



いやいやいや。浴槽に手袋って。どんなプレイだよ。アホか。


洗った? いやいやいや、意味が分からない。



一応玄関を確認したけど、見知らぬ靴なんて無い。




多少の躊躇いはありましたが、ゴミ箱に捨てました。


でもなんか気味が悪かったから、牛乳を買うついでにコンビニのゴミ箱にシュート! ゴール! 決まったッ!!





今回の不可解な点。



直感的に 「お風呂場だ」 と感じた謎。


耳鳴りと右手のしびれ。


どうして女物の手袋? ちなみに小さくて、汚くて、安物っぽい、黒。右か左かなんて知らない。


お風呂場の窓は、少しだけ開いていました。

(ちなみにお風呂場の窓の前には僕の車が停まっていて、容易に近づける雰囲気ではない)




僕が導き出した結論。


1、 弟がやった

2、 知らない人が浴室に手袋を投げ捨てていった



現実的に考えるなら、答えは①です。


しかし、どーも状況的に②の方が説得力がある。



あー怖い。


この幽霊的どうこうじゃなくて、変態的行為を働いた人間がいるかもしれない、とう状況が凄く怖


いま凄いタイミングでハンガーにかけていたコートが落ちました。


正直ビビリました。なんだよもう!






さて、小説書くか。



今週も頑張りましょー☆