僕のことですがナニか?
2月3日。
それは節分の日。
豆を撒いたり食ったり、地面に転がった豆を踏みつぶして粉砕して誰が掃除すると思ってんだ! な一日。
夜のお仕事的に言えば、おばけの日でもあります。
仮装するんですよ。代表格は花魁(おいらん)なんですが、
ナースとか女子高生とかチャイナとか、いわゆるコスプレも有りな一日です。(僕の店では、ですが)
壮観でした。
すごいぞ。バドガールと女子高生が同じテーブルについてる。
あっ! あっちはチアリーダーとSM女王様だ! 構図的にわけわかんねぇ。
眉毛が太い人もいました。珍獣ハンターらしいです。かっこいい…………。
しかし、一番インパクトがあるのは僕の上司さんでした。
まさかのチャイナ服。お化粧バッチリ。そう、彼こそはまさに女装したプロレスラー。
僕が彼の 異形 晴れ姿初めて見た瞬間、演技ではなくガチで膝から崩れ落ちました。
面白すぎて息が出来なかったです。
僕 「はー…………たまんねぇwww」
いやぁ、楽しい一日だ。
お客様 「んんん!? 雪尋くんは何もしないのかい」
僕 「……ええ。まぁ」
お客様 「そらいかん! ここでやらないでどうする!」
僕 「し、しかしお客様。当方に何の用意もありません」
お客様 「そこに葉っぱがあるじゃないか!!」
え?
お客様 「そこに葉っぱがあるじゃないか!」
え?
葉っぱ?
それって、あの、まさかの、はっぱ隊ですか?
YATTA-YATTAって唄うんですか? ウンナンですか?
お客様 「とりあえず…………脱げーー!!」
僕 「き、きゃああああああ!!」
本当にシャツを脱がされました。
ちなみにズボンだけは死守しました。
久々に本気で 「や、止めろ!」 って言いそうになりました。
こうして、上半身裸 (色々落書き済み) の僕がホールを練り歩くようになったのです。
寒いです。ぱないです。
嬢 「き、きゃああああああ!」
女の子達の黄色い声援も聞こえてきます。
僕 「おいおい、興奮するなよハニー」
嬢 「キモイ!!」
僕 「自分でもそう思うよコンチクショウ!」
やりきれないからお酒をたくさん呑みました。
素面じゃやってらんねぇ。ガソリンくれ。
羞恥が消えるころ。
新たな問題が発生しました。
お客様 「……なんで乳首立ってるの?」
僕のさくらんぼが直立不動。
僕 「見られて興奮してるんです」
いや違う。そんな特殊な性癖は持ち合わせていない。
寒いからだ。
あんまりにもみんなが僕のピンクの小粒を凝視するから、絆創膏はりました。
マニアックな外見になりました。というか変態だーー!!
お客様の見送りで外に出たら、みんながガン見してきました。
僕 「何見てんだー!」
って言いながら両手を広げると、みんなが目をそらしました。
ケーキ屋のおねぇちゃんだけが、変わらない爆笑を僕に向けていました。
…………来年は剥かれる前に、なんかしようと思います。
そうだ、踊る大捜査線の青島刑事のコスプレをしよう。
何年前のドラマだ、というツッコミを待ちわびながら――――――――。
完!