僕 「すいません。僕は本格志向なので、写メじゃなくてデジカメ使います」
エリを立てた僕はキザにそう言って、シャッターを押した。
(――――なんでエリなんて立てたんだろう、僕)
ここはBar。
お洒落なBarだ。
店内の撮影とかマナー違反にもほどがある。
しかし抜かりはない。ちゃんと許可を頂いた。
僕 「ブログ用に撮って良い!? 撮っていい!?」
店 「ど、どうz パシャ 僕 「撮った!」
ちゃんとフラッシュ禁止でな!
一杯目。
ブルームーン。
まず一杯目に飲むお酒ではありません。確実に僕は何かを間違えています。
でも美味しいお酒です。僕はカクテルの中でコレが一番好きなのです。
そしてチェイサーは……
バーボンロック。FIGHTING COCKという銘柄です。
……あれ? チェイサー? え? …………まぁいいか!!
アルコール度数が50度以上もある、ニクイやつです。
口のなかで風味が満開になります。サラリと飲めて、たいへん美味。
二種類のお酒を交えながら、バーテンダーさんや、アフターに誘ってくれたお客様と会話。
「濃厚チーズがたまんねぇピザ」とか食べながら、楽しい時間を過ごさせていただきました。
店 「そろそろラスト・オーダーになりますが」
僕 「マジっすか」
そうか、もうそんな時間か。
テンション的には朝まで飲めるけど、それは僕の個人的な事情にすぎない。
よって、名残惜しいが、次の一杯が今日の最後。
ならば頼む酒は決まっている。
僕 「……えっと、死ぬほど強いお酒をください☆」
店 「死ぬほど、ですか」
僕 「ええ。殺してください」
お茶目にそんなオーダーを入れると、ラム酒が出てきました。
僕 「へー。ラムですか」
店 「ストレートでどうぞ」
なるほど。
テキーラとか、ドライマティーニを出すかと思ったけどラムか。
正直、期待外れだぜ。
アルコール度数…………75.5% !?
バーテンダーさんのばかっ! 俺を殺す気か!!
あっ、僕のオーダー通りか。
つまりこの人、僕を殺す気だ!!
僕 「い、いやぁ……まさか、まさかの一品ですなぁ……」
店 「主に罰ゲームに使われてますw」
僕 「き、期待以上です。ありがとうございます」
香りをかぐと、なぜか反射的に工場をイメージした。
生産者。何を考えてこんな酒を造りやがった。
店 「あったまるため、ですかねぇ」
僕 「原産国アメリカですけど、アメリカってそんなに寒かったですかね」
うう。とりあえず飲もう。
僕 「こくり」
三秒後。
僕 「胃が熱っ!!」
なんだこれ。魔法か。
一口飲んだだけで三分は喋り続けられるようなお酒でした。
美味いとか、不味いとか、そんなことは些細なことだ。
ただひたすらに、胃が熱い。
こんな酒飲めるかっ!
まぁ、残さず全部飲んだけどな!!
いやぁ……勉強になった…………。
うん……あんなお酒、二度と飲まないよ……。
っていうか冗談でも「死ぬほど強い酒」とか頼まないようにしよう……。
いやぁ、勉強になった…………。
そんな夜を演出してくださったのが、このお方。
たいへん美味しく(最後の殺し屋以外)、楽しかったです。
ごちそうさまでした(´∀`)
さって、と! 連休だ!
なにしよう! よし、小説書こう!
それが六年前から決まっていた予定だ!!
それではみなさま、よい休日を!





