近所に祖父の家があります。


そこにはガレージがあって、僕のバイクはそこに置いてありました。


しかしこの度、その家を売却することになりまして。



というわけで、僕のバイクは我が家の前に置かれることとなりました。


軒先でモンキー(50ccのミニバイク)を盗まれたことがある僕としては不安でしょうがないです。




父 「ところで、あのガレージに置いてあるお前の本。どうにかしてくれ」


僕 「あ」




そうだった。ガレージには巨大な本棚が置いてあって、そこには無数の僕の本が。


読まなくなった本を手当たり次第に突っ込んである、僕の書斎。



というわけで回収に行ってきたんですが……。




僕 「……どないせいっちゅうねん」




軽く数えたら、三百冊以上ありました。


うわぁ……。




僕 「さ、流石に全部は無理だな……」




というわけで思い入れのある本だけ回収することに。





僕 「んじゃ、さっそく」






左端から順番に片付けることにしました。


ざっくばらんに 「残す本」 「捨てる本」 と別けていきます。


親父の本も大量にありましたが「全部捨てていい」とのことで。つまり全部僕の本になったわけだ。




僕 「うわぁ……懐かしい……」



そんな気分に襲われっぱなし。


ちょっと本を開いてみて、内容を確認。ああ、こういう本だったよなぁ。覚えてるもんだなぁ。





僕 「……………」 (ペラ、ペラ、ペラ、ペラ、ペラ)






そりゃ、五時間経っても終わらんわな。




「これは捨てよう」 → 「だから、もう一度内容を確認しよう」 の繰り返し。たまんねぇ。



我にかえった僕は、一時間で全ての本の仕分けを完了させました。


回収したのは……えーと……五十冊くらい?


置き場所に困ります。






書斎が欲しいです。


イメージ的には、広い部屋の左右に本棚。3×2で六つの本棚。


重厚な木製で、色は黒。ガラスが張ってあって、本の質が劣化しにくい環境に。



窓は一つだけ。入り口の正面に配置された、大きめの、両開きの窓。


そこの前に大きなデスクと、座り心地の良い椅子を。


カーテンの色は深緑。


空気清浄機と、コーヒーメーカだけを置く。冷蔵庫は五月蠅いから却下。


部屋の片隅に大きな観葉植物を置くのがいい。



オッサンになっても、ジジイになっても、その部屋で過ごしたい。


そして死に際とかで、孫の一人に 「あの部屋ごとくれてやらぁ」 とか言いたい。



僕の好きな本が、百年経っても誰かを楽しませる。


受け継がれる僕の魂。


ロマンティック。






この計画に必要なのは、まずお金。


次にそれが許されるくらいの、広い家。


本が好きであるという熱意。これはまぁ、心配ないか。


そして何より、イメージを現実化出来るだけのセンス。




だがそんなことは些細なことだ。やろうと思えば、必ず実現出来る。



問題は、だ。




>>そして死に際とかで、孫の一人に 「あの部屋ごとくれてやらぁ」 とか言いたい。



孫。


こいつが最難関だ。




孫の作り方って知ってますか?


孫を作るためには、子供が必要なんです。



そして子供を作るためには、嫁が必要なんです。



さぁ考えよう! 嫁って、どうやって作ればいいのさ!!





答えが出ないまま、今日も眠る時間を迎えました。


みなさま、おやすみなさい。