久しぶりすぎて笑える。
死神の精度 ~ACCURACY OF DEATH~
著・伊坂幸太朗
伊坂先生です。
有名な作品として 「陽気なギャングが地球を回す」 がありますね。
……残念ながら、陽気~は好みの作品ではなかったのですが。
他にも映画化さた「重力ピエロ」なんかもありますね。
(週刊少年サンデー では 「魔王」 という作品が漫画化されていました。
ちなみに漫画の魔王は最高の出来だと思います。よくもまぁ、グラスホッパーまで混ぜたな。
そこかしこに残された原作の香りと、完璧に変質した「魔王」という物語。名作でごわす)
そしてこれは。
この「死神の精度」は。
連作短編です。
独立した6つのストーリーをもって、一つの物語を描いております。
簡潔なあらすじを述べさせていただくなら
「お役所仕事的に命を刈り取る死神(音楽大好き)」 と 「死神の裁定を受ける人間」 の物語です。
死神の裁定とは、ようするに 「こいつは死ぬべきか? それとも生かすべきか?」 という審判です。
しかし死神達はお役所仕事。もうリストが回ってきた時点で、人間の死はほぼ確定しております。
じゃなきゃリスト回さねーよ。みたいな。
人は死ぬ。必ず死ぬ。
その最期の時を描いた小説です。
そして、そこに差し込まれる「伊坂幸太朗」という作家の、センス。
最後の章では、不覚にも 「なっ……うおおおおお……(笑)……凄ぇ……(茫然)……」と唸りました。
上手い。上手すぎる。なんだこれ。
短編連作なので、チマチマ読めるのが良いです。
読書が好きだけど、最近は時間が無くてあまり本を読めない、という人には太鼓判を押しつつ勧めます。
よろしければ、是非、ご一読を。
それではみなさま、良い夜を (久々に使ったなこのフレーズ)