ひどい。ひどすぎる。


ちょっと愚痴らせてください。








店長 「雪尋。カラオケルームでお客様がお呼びだ」


僕   「……俺?」




のこのこ行った。





僕 「はい、なにかご用で……」




SATUGAI / デトロイト・メタル・シティー




僕 「はい!?」




突如カラオケから流れてくるデスメタル(笑)



僕 (こ、これはあの邦画デトロイト・メタル・シティー(コメディ)の劇中作 「SATUGAI」 じゃないか。

   過激すぎる歌詞のおかげで、一時期カラオケでは歌詞が表示されず、有線リクエストの受付も却下された。

   そんな倫理的に危なすぎる歌がいったいどうしてクラブのカラオケルームで!? )




ちょ、おま、待て! 落ち着け!


マイクを俺に渡すな!





俺 「……俺は地獄のテロリスト 昨日は母さん○したぜぇぇぇ 明日は父さんほってやれぇぇぇぇ」




低音で歌うと、(悪)ノリノリになる一同。





俺 「殺せ殺せ親など殺せ (酷すぎる……) 殺せ殺せ全てを殺せぇっ!」







歌い終わって。





僕 「ひ、酷い。酷すぎる。なんて唄を歌わせるんですか」


嬢 「いや、めっちゃ上手かったですよ!」


女 「意外すぎるwwww」




僕 「ああ、胸が痛い……口直しにコブクロ歌わせてください」





SATUGAI / デトロイト・メタル・シティー




僕 「貴様らぁぁぁぁぁ! …………俺は地獄のテロリスト 今日は母さん―――」





二連続!? ちくしょう! 誰がアンコールを受け付けた! デスボイスの連発とか喉が潰れるわ!


ヘッドバンキングしろテメェら!





俺 「殺せ殺せ親など殺せ 殺せ殺せ全てを殺せぇっ! SATUGAI! SATUGAIせよ!」



ちらりと外を見ると、別のテーブルに付いてた女の子達が目を丸くしていた。



僕 (み、見ないでーーー!!)






それでも完全熱唱。






僕   「げほっ、げほっ! の、喉が痛ぇ」


店長 「すげぇwww 超輝いてたよ雪尋wwwww」



嬢   「アンコール! アンコール!」


客   「アンコール! アンコール! SATUGAI!」


僕   「さよならっ!」




焼酎ロックを一気のみして、僕は逃げました。






それ以降、女の子達が僕を見る度に 「やべぇ。雪尋さんにSATUGAIされる」 とか口走ります。



酷い。酷すぎる。



僕の優しくて丁寧で紳士的で穏やかなイメージが台無しだ。





しかも喉が痛いんです。


声がかすれるんです。無茶しました。










店長 「雪尋。お見送りして。盛り上げただろ?」


僕   「……はぁ。まったく。酷い一日だった」








客 「あ、お疲れ。もうそろそろ帰るから」


僕 「どうも! 今日はありがt







僕 「……マジでもう勘弁してくださいよ!!」



SATUGAI / デトロイト・メタル・シティー








俺 「殺せ殺せ全てを殺せぇぇぇぇぇ!」










まさかの三発目でした。












どうしよう。ネタとして定着したら凄く困る。