小学生のころ。
僕らの七日間戦争 にハマった僕は、図書室の本を貪るように読む子になりました。
昼休みはもちろんのこと、30分程度しかない中休みまでも図書室で過ごしました。
クラスメイトのみんなは校庭に出て、ドッジボールやけいどろに夢中でした。
しかし僕は、とあるシリーズに夢中になっていたのです。
「ズッコケ三人組」
著:那須 正幹
図書室にあるシリーズは全部読破しました。
だから毎日図書室に通えたんです。
読書の授業みたいなのがある一日は嬉しかったです。
持ち帰っても読んでました。
しかし、記憶に残ってるのは一冊の本だけ。
なんか無人島みたいなトコで虎に追いかけられる話しです。
それ以外のストーリーは忘れてしまいました……。
だからでしょうか、2005年に ズッコケ中年三人組 なる続編が出ても、僕は手を伸ばしませんでした。
概要は知ってるんですけどね。
なんだか主人公達がリアルでちょっとばかり悲惨な状況に陥ってるらしいです。
というか、2004年までずーっと刊行されてたんですね。シリーズ物。
全部で50冊あるそうです。
児童文学書としては史上最高の販売数だとか。
閑話休題。
あの時、中学校に上がると同時に読まなくなったシリーズ物。
高校生になり、二十歳になり、それでも刊行され続けていたことに感動を禁じ得ません。
しかし、手は伸びない。
飽きるほど読んで、本当に飽きてしまったのだろうか。
興味を失ってしまったことが露骨に悲しく、取り返す気も起きない―――。
あんなに好きだったのに。
今は。
……それでも、僕がこうして小説を書く理由の一つには確実になっていると思います。
もう思い出せないけれど、面白かったから読み続けたんだ。それだけは間違いない。
ありがとう、先生。
とってもセンチメンタル。
みなさま、良い夜を。