二ケタだぜ、という今夜紹介する本はミステリー






告白


  著:湊 かなえ








この本を紹介してくれたのは、僕の親友でした。


付き合いはじめて10年以上経ちますが、彼に小説を薦められたのは初めてのことです。




友 「きっとお前なら気に入る」


僕 「へぇー」





勧められて数時間後、深夜の中洲にて。





僕 「すいませーん。この本くださーい」




夜の街の本屋で速攻購入。




どうでもいいけど、中洲の本屋さんが今月一杯で潰れるらしいんですよね。


すごく困るんですけど。


やっぱ時代の流れですかね。




どうでもよかったですね。


とにかく、告白。




すごい本でした。


新人さんが書いたらしいですが、あんなもん書ける新人とか怖すぎです。



酷い内容でした。


まずもって、………………ああ、何を書いてもネタバレになってしまう。




全てが伏線です。


そして、一人称であることを最大限に活かした、ある意味で一級品の叙述トリック。



本の帯には 「読後感が最悪」 とも書かれていましたが、そんなことはありません。


(後の文章でその人は褒め言葉を連ねていましたけど、まぁ、本の帯ですし)




僕にとってあれは、感嘆をつくに相応しい物語でした。




決して幸せな物語ではありません。


断言しますが、不幸な物語です。




僕は戦慄を抱きました。


戦慄とは、恐れること、恐れの余り身体が震えること。





一級品だと思います。


よろしければ、どうぞ。








2009年も静かで豊かな、良い夜を。



お送りしたのは 「俺にはこんな話し書けねぇよ!」 と絶望した雪尋でした。