何ヶ月ぶりだよ! な、読書レビュー!
ZOO
著・乙一
というか、乙一さんの作品は上記のZOOに限らず、ほとんど好きなんですけどね。
あえてZOOをあげたのは、僕が初めて読んだ乙一作品だからです。
さって、ZOO
これは短編小説集です。
上・下の二冊に分けられた、連続しない物語。
表題のZOOはちょっぴりホラー的でサスペンス。
そう、いつぞやの僕が目指していたスタイルに似ているのです。
だから初めて読んだときは
僕 「やべぇ。芸風がクリソツ」
なんて思ったものです。
なんというおこがました。当時の僕、立場分かってねぇ。
この方の作品は 「設定が面白い」 と思います。
まずもって日常は描かれません。(そりゃ、あるにはあるけどイメージ的に)
スタートの時点で「非日常」なんです。
しかも、その非日常の度合いも高いです。
例えば、この方のデビュー作 「夏の花火とわたしの死体」 では、
殺された少女の視点、つまり死体の一人称で物語りが進行します。
死体が読者に状況を説明する。これはかなり異常です。
「●●は私の死体を引きずって、橋を越えました」 みたいな!
でもホラーばかり書いてるわけではありません。
今回取り扱ったZOOもそうですが、他にも「せつない話し」 とか 「優しい話し」 もバッチリ書けます。
物書き志望としては、嫉妬するくらい面白いです。
中高生に人気、ということで。
読みやすさも保証済みです。
ちなみに僕は、当時の同僚にこの乙一作品を薦められました。
外人キャバのキッチンの子なんですけどね。
僕 「……お前、本読めたの?」
台所 「読めるよ! 馬鹿にすんなよ!」
まぁ、日本人だから読めて当然なんだけどさ。
そんなわけで、久々の読書レビュー …… というか、作者紹介でした。
秋の夜長に、読書をどうぞ。
良い夜を。