小説を書いたことがある人なら分かってくれると思いますが、
登場人物の名前を考えるのが一番シンドイのです。
思えば、いままで公開してきた短編には 「名前」 を持ったキャラがあまりいません。
男、女、彼、彼女、友達、同僚……etc そんな表現で誤魔化していたりします。
8月に公開した短編小説には唯一 「加藤」 という名前の人物が登場しますが、下の名前は存在しません。
理由は上記の通り。名前を考えるのが大変だからです。
以前、僕が引きこもって小説を書いていた頃の話し。
僕 「よしよし、この女性キャラクターの名前は○○○○だ」
直感でつけた、良い名前でした。(自負に過ぎませんが)
そんな適当に付けた名前。最初は馴染みが薄いけど、書き続けていくうちに愛着が湧いてくるものです。
○○○○だったら、こういう時にこんな事を言うとか、こう動くとか……。
世の中のクリエイターが時々口にする 「キャラクターが勝手に動く」 という現象。
それが彼女にも起こりました。
僕 「その時、○○○○はこう叫ぶ……『あれはきっとヒグマか妖怪だったのよ』……と」
さて。
○○○○も、そんな風に勝手に動き回って物語りを盛り上げる、重要なキャラとして定着していきました。
与えた役割以上に動いてくれる稀有なキャラクターでした。
ところが。
僕 「そういえば、同姓同名とかいるのかな……」
直感で決めた名前だけど、同じ名前を持った人やキャラクターは存在するのか?
そう思った僕は、インターネットで検索してみました。
僕 「○○○○で……検索っと」
出た。
僕 「……4万件!?」
そう驚くよりも先に。
僕 「……AV女優!?」
一瞬でキャラクターイメージが、崩壊しました。
ついでに言うなら色んな意味で怖すぎて、画像は確認出来ませんでした。
書いても書いても 「同姓同名のAV女優」 という面白ワードが脳内を駆けめぐります。
だめだ、もうこのキャラは、僕が描いていたキャラでは無くなった。違和感が生じてしまった。
ちなみに他のキャラは無事でした。
でも、結局その作品は断筆してしまったんですけどね。
というわけで。僕は、登場人物の名前を考えるのが苦手です。