本「死とは何か」を読んで、
感じたことを書いていきます。



本の中に「不死」について書かれている章がありました。

皆さんは「不死」を良いものと捉えますか?
それとも悪いものと捉えますか?



よくアニメや映画の世界では、
悪者が不死を求めて、正義の味方が戦うシーンが多いですが、

不死とは本当に良いものなのでしょうか?



本が書かれている結論から言うと、
「不死」は良いものとされていません。



なぜかと言えば、
人間なら誰しもが、歳をとるにつれて、体が衰退していき、病気を患ったり、体の節々を痛めたりします。



その痛みが年を重ねるにつれて、増していき、遂には立つことも考えることもままならなくなるが、

それでも、死ぬことはできずに、
未来永劫行き続けなければならないからだそうです。



確かに、永遠に生き続けられたとしても、

毎日が痛みを伴うもので、何の喜びや、生きがいを感じることができなければ、死んでいるのと同じだと思います。



それに「不死」だと人生に終わりがないので、
人間の心理として、

「まだ本気を出さなくても大丈夫。」

という思考になり、いつまで経ってもやる気を出して、果敢に挑んでいく姿勢が出てこないと思います。



皆さんも経験したことがあると思いますが、
受験まで、まだ3年もあると思ったら、
「まだ時間に余裕があるから、勉強しなくても大丈夫だ!」

という思考になりませんでしたか?



これと一緒で、
「不死」で一生生きていけると思えば、
1日1日を惰性で生きてしまうのではないでしょうか?



そんな密度の薄い毎日を過ごして、
本当に生きていると言えるのでしょうか?



プロ将棋士の村山聖は、
病気を患い、生涯30年ほどしか生きることができませんでしたが、

本人も自分の体の状態から人生長くないことを悟ったからこそ、

あれだけ自分の生涯をかけて、
将棋と向き合うことができたのではないでしょうか?



そういう意味で、
村山聖が生きた30年間は、
普通の人が生きる80年間、それ以上の密度、価値があったと思います。



生きるとは、ただ時間を過ごすことじゃなく、

高い志をもって、それに向かって、
悪戦苦闘しながらも、日々熱く熱く!過ごしていくことだと思います。



そこに人間の本当の「美」があると思います。