BABYMETAL BLUE-RAY LIVE AT BUDOKAN ~RED NIGHT~ | 『まだ』30歳!

『まだ』30歳!

近年ずっと思ってた。
もう28だよ、
もう29だよ、
もう30になっちまった。

駄目だね、この考え方。
もう○○だと、手遅れ感しかねーや。

これから生きていくには、
まだ30歳!!!

やっとこさ見られました、LIVE AT BUDOKAN ~RED NIGHT~。
最近は糞糞としか言っておらず、熱心なファンがアンチに変貌するという都市伝説かと思っていたパターンを驀進中です。
諸事情あって忙しく映像をしっかり見る時間がとれなかっただけですけど。


LIVE CDが武道館の渦巻く爆低音とは掛け離れたペラペラ小奇麗な音だったため、全く期待せずに見た。現場と音が全く違うとか全然LIVEなCDじゃねーよ。


夜も更けてきたこともありヘッドホン。
SONYの低音特化ホンであるMDR-XB900。
ベビメタの映像見る時はほぼこれだなぁ。
早速再生してみるとペラペラだと思っていた音が結構しっかりしている。
あれ?
こんなしっかりしてたっけ??


設定確認したらトーンコントロールの低音がフルブーストになっていた。
ベビメタのブルーレイ見る場合、必ずどんどんを音量を上げていって、高音で耳が痛くなって、高音を落として、低音を盛っていく。
今回は高音がキンキンしにくいし、低音はフルブーストで丁度良い塩梅だし、やはりおとなしい仕様なのだろう。
XB900は低音特化型だけあって籠り易いのだけど赤い夜見た限りでは全然籠らなかった。
音量上げても破綻しない。
すっきりはっきりだから破綻しないのかミキシングが優秀なのかはわからないけど、気持ち良く鑑賞することができた。



音のほうはともかく映像のほう。
ワールドツアーの映像が流れたトレーラーを見たときの印象が、臨場感が薄くて何か別のものを見ているようだ。
このように感じたのだけどブルーレイで見ても変わらず。
何度もトレーラーで見たメギツネからスタート。

やはり臨場感が薄くて、薄いベールが掛かっているように感じる。
別の世界の出来事のような気がして、本当に俺はここにいたのか???
俺のいた武道館は熱気に溢れ熱さを生で体感できるものだったぞ?
映像は何か無機質で違和感を感じた。

そんな違和感を感じならがボーっとしていたのだけど、最初のソレ♪でふと思った。
やけにキレてないか?
そしてメギツネが終わる頃。





なんじゃこりゃあぁぁぁぁぁぁ!!!!


くそやばい。
というか海外やソニスや幕張よりも未だに武道館がショーとしてはNo.1だと思ってるのだけど、そう思っている期待値ハードルを軽く超えてとにかく凄い。
アリーナの糞ブロックからは大村しか見えず、魔法陣なんて目視では全く見えず、ステージは開場のモニターでしか見ることができず、スタンドから全体を見て見たかったなぁと思っていたけど、こうやってしっかりしたカメラ割で見るとこんなに凄かったなんて。

臨場感が薄いとか、膜が掛かっているようだとか、別の世界の出来事だとか感じたことは間違いでは無いと思う。


これは現実とは掛け離れた世界。
キツネーランドだ。


そう考えると浮世離れした世界に見えるのも納得。
キツネーランドの世界を楽しめということなんだな。
センターステージといういつものライブ会場よりも広い前後の空間。
そこを縦横無尽にぴょんぴょん跳ね回る二体の可愛い生命体。(一体は踊るサイボーグかもしれない)
すぅちゃんも含めてみんな動きにスピード感が溢れている。
酔っ払っていたせいではあるまい。
キレッキレの動きが視覚と聴覚と脳をおかしくして、原曲よりもBPMが早くなったように感じる。


もうね、食い入るようにみました。
一挙手一投足を見逃さないように。
最近は映画見ても画面に没入するということがほとんど無くなっていて、いろんなことに慣れてしまったんだなぁと思っていたのだけど、久しぶりに没入しました。
三人のパフォーマンスは弾けるような動きで、まさに魂を削っているように見えた。
運動量が凄いことになってる。
あれだけ動き回って、あれだけのキレをよくぞ保っていられる。


神バンドもそんな三人に引っ張られて最高のパフォーマンスを見せようとしている。

そんな渾身のパフォーマンスを見ていると自然と涙がこぼれる。
すぅちゃんの声も実に良く出ていて心地良い。
すぅちゃん色んな表情してるんだなぁ。(ちなみにギミチョコでやだやだやってる時の笑顔が当社比至高)
時折全体像が写るとすぅ様は綺麗な8等身をしており、すぅ様お美しいでございます。
よんよんは武道館で見たとおりの破壊力。
やばい⇒すごい⇒感動(泣)⇒ループ


そしてヘドバンギャー。
えぇ、始まりから既に泣いておりますよ。
落下後ふたりになった直後のもあちゃんのジャンプ。
魂感じた。
まさに全身全霊。
涙腺直撃です。


暗転後に沸き起こったゆいちゃん、YUI-METALコール。
号泣っす。


なんなんだ?
この作品は??
落下事件は起こらなくても素晴らしい一枚になっているはずだけど、落下事件が加わって伝説の一枚になってしまっている。


あぁ、すごいもん見てしまった。
当時どんなことを感じていたのか?とブログを読み返してみると、楽しそうだわ俺(笑)
さらに黒い夜の感想の最後に、


『今後ベビメタがライブをしても、楽しかったけど武道館には全然クオリティ敵わないなとかのたまってる自分が見える。』


まさにそのとおりで笑った。


とりまブログに書いたことで、もあちゃんがバテバテだったってのは訂正したい。
赤い夜の最後の最後のwe are babymetal の時にGブロにもあちゃんが来た時。
映像でも記憶も一致して若干お疲れに見えた。
あれを見て、もあちゃんバテてしまって最後の体力残ってなかったのだなと思った。
けれども映像を通して見ると、ゆいちゃんが落下して一時はどうなることかと思ったけど、なんとかやりきることが出来て、最後の最後でふと安堵してしまったように見える。


赤い夜でこれだけ凄いと思った。
ベビメタ史上No.1ライブだと思っている黒い夜はいったい?
黒い夜を見るのが楽しみです。
そしてSSAは黒い夜を超えてくれることを切に願う。


可愛いは正義