二月工房

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創作と育児のあれこれ〜2017.4出産〜

今回の検査・入院・手術、まわりの人たちのサポートやお心遣いに助けられ、励まされて進むことが出来ました。


花


告知後の術前検査。

1週間の間に色々な検査があり、可能な限り娘が小学校に行っている間に受けたいと希望しました。

小学1年生、まだ下校時間が早く、私は途中までお迎えに行っているので。

でも、検査によってはギリギリ間に合わないものや午後イチになってしまったものもあり…


そんなわけで、同じ幼稚園から小学校に通っている母友数人に病気のこと・これからのことを伝えて、検査で間に合わない時の下校時のお迎えをお願いしました。


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そして入院中の娘のこと。

両方の実家は遠く、夫の両親は療養中だし高齢。

私の両親は、ちょうど同じ時期に昨年亡くなった祖母の初盆があり、その準備で忙しくしている最中で頼むことができず。


なので夫と相談して、小学校の近くにある学童に問い合わせてみました。

入院中だけ下校後に預かってもらい、夫に迎えに行ってもらうと。

2箇所の学童に問い合わせ、2箇所とも「お困りならどうぞ」と言っていただきました。

本当にありがたかった、安堵しました。

それで小学校から近くて、幼稚園から一緒の子が行っている学童にお願いすることに。


小学校の担任の先生にも事情を話し、準備が整いました。


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入院する数日前のこと。

幼稚園の年中さんの時に同じ係活動をして仲良くなった1学年上の母友から「もし時間があったらカフェに行かない?」とLINEが。

娘が小学校に行っている午前中、一緒にカフェへ。

幼稚園時代の係活動中はよく会っていたけれど、最近は小学校の図書ボランティアで時々会うぐらいなので、久しぶりにゆっくり話をしたかな。

「これ、たくさんお願いしといたから」とお守りをくれました。

その母友は看護師の資格を持っていて、「体のこと、娘ちゃんのこと、困ったことがあったら何でも言って!」と。

とても明るく元気な人で。

すごくパワーをもらったなぁ。


もう1人、こちらも同じ幼稚園で、年少さん・年長さんの時に同じ係活動をして仲良くなり、娘が「ピアノを習いたい!」と言った時に、「うちの子と同じピアノ教室どう?おばあちゃん先生で優しいよ。」と誘ってくれた母友。

たまたま小学校のお迎えで一緒になった時に「何にも力になれなくてゴメン、これたくさんお願いしといたから」と泣きながらお守りを渡してくれて、ギュッと抱きしめられました。

「いやいや!検査で間に合わなかった時のお迎えだってしてもらったし、いつもたくさん助けてもらってるよ!ありがとう!」

嬉しすぎてもらい泣き。


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そして手術のこと。

私のかかりつけ病院は大きな病院、術前検査後の診察で「うちの病院だと手術は9月末になるんです…」と申し訳なさそうな先生。

「そこで提案なのですが、私の先輩がいる病院での手術ならもっと早くできます。ベテランの先生で。私も執刀しますので」と。

先生も来てくれるなら心強いし、少しでも早く手術をしたい。

「ぜひお願いします」とお伝えしました。


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そして手術当日。

初めての手術で不安ドキドキの中、手術室に向かうと「〇〇さーん、来ましたよ!」とニコニコの先生。

やばい、泣きそうになりました。。


手術翌日の夕方、「〇〇さーん、その後どうですか?」と、お忙しいでしょうにわざわざ入院する病院まで来てくださって。

先生が帰られた後、「あの先生優しそうですね。うちの病院にはいないタイプの先生だわ」と看護師さん。どういう意味ですか?


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そんなわけで、告知から1ヶ月というスピードで手術していただきました。

短期間のため準備にバタバタしたけれど、こんなにもたくさんの人たちに助けられて支えられて。

私はなんて恵まれているんだと、感謝の気持ちでいっぱいです。

手術しました。

6月初旬に乳がんの告知。
忘れもしない祖父の命日であり、義妹の誕生日に。

発見したのは年に1回の定期検診でした。

定期検診のスタートは8年ほど前、自分でシコリを発見したことからでした。
ショックを受けながらもブレストクリニックを探して受診。
細胞診や組織診などをしてもらい良性のシコリと診断されました。
それからも定期的に受診、新たなシコリを発見して、また検査→良性といった具合。
体質なのでしょうか、シコリが出来やすいようで。
結局それからは半年ごとの経過観察でした。


2020年に引っ越し、紹介状を書いていただき、しばらくはこちらの病院でも半年ごとに検診。
が、一昨年ぐらいから「1年ごとで良いでしょう」となり…

そして今年5月に検診。
エコーで新たな影が見つかり、悪性の疑いがあるとのことで針生検、初めて悪性と診断されました。
その時はもちろんショックだったけれど、「ついに来てしまったか…」と。
今まで定期検診のたびに「大丈夫かな、悪性では無かろうか…」という不安と闘っていたので。
あー、ついに来た…と。


その6月初旬の告知の時、「今の気持ちを何かしら綴ろう」と思ったものの、やはりショックが大きくて表現することができませんでした。
ノートにもブログにも書けない。
それに術前の様々な検査で忙しく、一番の心配は娘のこと。
入院中の娘の生活をどうするか、準備もあって余裕もありませんでした。


でもようやくブログに書いてみようと思いました。
長年続けてきた、普段の生活を記録してきたブログ。
病気のことも記録として。

明日は7月1日。

今年も半年が過ぎようとしています。

北陸地方ではその氷室開きの日に氷室まんじゅうを食べるんですよね。



今年買ったものは酒饅頭。

その他には麦饅頭や塩饅頭もあるらしく。

そして中には粒餡やこし餡が。私はこし餡派。


すでに暑すぎる日々、どうか元気に過ごせますように。