JAPEX2023の企画展示への出品・・・ | あずましい風に吹かれて(関東圏戻り篇)

あずましい風に吹かれて(関東圏戻り篇)

YAHOOブログから移行ですが、ぼちぼちカキコしようかと。

先週末、3日~5日にかけ浅草、都立産業会館で開催されたJPS主催の全国切手展JAPEX2023

盛況のうちに終わりました。

今年は関東大震災から100年の年、それに因んだ企画展示もあり、私も小品を出品しました。

・・・これまでこのブログで何度か紹介した大森房吉博士が家族へ宛てた絵葉書、

春のスタンプショウでも「はがきにちなむ展示」にワンフレで出しましたが、

今回2フレームに拡大しました。

この絵葉書、2008年春、中野ブロードウェイの中にあった元切手商のお店で、束の状態で

古びた?小ケースの中に見つけて買い求めたのですが・・・、大森博士発と気づいたのはそれから半年後、

風邪でダウンして自宅に引きこもっているときのことでした。

ただ、なかなか確証が得られず、公に展示するのが憚られていたのですが、

上山明博氏著の『地震学をつくった男・大森房吉』の中に、大森博士の戸籍謄本が掲載され、

そこにご家族の名前と居所の記載があり、これらがすべて一致したことから、もはや否定するものはナシと判断、

「真正品」として出展した次第です。

 

おりしも今年は博士が関与した関東大震災から100年でもあり、また博士が亡くなってから100年でもあり

メモリアルな年に合わせ展示するのはこの機会しかないと思い、頑張って?出展しました。

 

展示に合わせ、不明な点を検索したりして、絵葉書に押印されている消印が、ドイツ極東航路の船内局であったり、

ウラジオストク~敦賀間の連絡船の船内局だったり、シベリア鉄道の鉄道郵便の消印だったりと、

いくつか分かったこともあり作品を作るプロセスは自分にとって有意義でした。

 

今のところ、あまり反響は無いのですが・・・大森博士は福井県出身の偉人ですので、

この作品群は、郵趣界へ散らばるよりも、まとめて福井県(福井市)へ行くのがベストなのかもしれません。