皆様如何お過ごしでしょうか。暑い時期もまだ続きますが、お互い水分を多目に取り夏風邪ひかないようにしましょう。

候補者の極左が左翼化、極右が右翼化等、選挙時に極端な主張であったなら必ず中道に寄る。これは世界的に見て共通事項だと思います。メイ首相然り、トランプ大統領然りです。では、国民感情はどうでしょうか?

私は、世界的に見ても政治的スペクトル(極左~極右)というのは常に振り子状態にあると考えています。

政権誕生後、政治的主張が中道寄りになったにしても根底の思想は候補者時のものです。その思想の下で運営された政権というのは、政治的スペクトル問わず様々な理由により支持率が下がるものです。ずーっと上がりっぱなしの政権というのは基本的にありませんよね?政権崩壊後にこれまでの政策を見直した時、必ずその見直しは無意識的に批判的なものとなりがちです。となれば、その政策とは発想の転換により逆の政策を支持し易くなるのです。例えば移民問題であったり、福祉政策であったりです。今のドイツやアメリカなんかが代表例になるでしょう。

日本も例外ではありません。自民党内と言えど、右翼左翼互いに台頭しながら自民党政権が続いてきて民主党政権が誕生しました。その後、やはり口だけ政権がダメな事に気付いて安倍政権が誕生しています。尤も、ここは右翼左翼以前の問題のような気がしてなりませんが。

ともあれ、右翼政権誕生と左翼政権誕生は必ず振り子のような形で時代は変化しています。しかし、これは愛国心あればこそです。どんな有権者であれ、政治を語る上で愛国心は絶対に必要です。

政治を語る上で、その者が私利私欲や他国の為の主張なのか、それとも国民全ての為の主張なのか、前者を否定するなら後者を肯定するしか方法がないと思うのは私だけでしょうか。