色々と勘違いして批判している人も多いし、民進党の批判の手法が的外れにも程があるので、国会を見ている中で

「なぜ民進党が支持されないのか」

を、国民の生活たる失業率と平均所得の関係性から解説しようと思います。



まず、政治の優先順位からすれば

1.完全失業率の是正
2.平均所得の増額
3.正規化

であると思います。

これは、あくまで予想ですが自民党の狙いです。
これを簡単に言い換えると

1.所得を得る
2.所得を増やす
3.安定させる

という事になります。

何よりもまず所得を得なければ、増やすも安定させるもありませんね
だから完全失業率を減らすんです。
すると、統計的にどうなると思いますか?

答えは

「平均所得が減る」

です。

皆さんも経験されていると思いますが、働き始めというのは、ヘッドハンティング抜きで考えれば給与が低く設定されている場合が殆どです。
加えて、一般的に用いられている平均所得の統計というのは、収入のない者は殆ど統計に入っていない事が多い。
つまり、本来の意味で平均所得という数字はもっと低いのです。
収入のない者を統計に入れており、その者たちが働き始めれば、統計上平均所得は上がります。
しかし、新たに統計対象となる者の賃金が安いのだから、統計上は平均所得が下がる。

実は、ここに民進党のツッコミ方が可笑しい。お門違いとの批判が多くあり、民進党の支持率の脚を引っ張っています。

上記を踏まえて、自民党と民進党のかなり有りがちなやりとりを書いてみましょう。

民:「平均所得が下がっている!これは由々しき大問題だ!」
自:「完全失業率が下がっている。だから平均所得が下がっている。問題は改善する方向で推移している。平均所得の減少は一過性のもので、完全失業率が改善している以上は改善の方向に向かう。」
民:「完全失業率が下がっても、平均所得が下がったら意味が無いだろ!非正規の問題はどうするんだ!増えているんだぞ!」
自:「非正規正規の問題は取り組んでいる。正規非正規問わず、まず完全失業率を是正し労働者たる人口を増やす。その後で安定化を図る。」
民:「自民党は平均所得が減ったという事実を無視しようとしている!国民無視の独裁政治だ!」

如何ですか?
自民党が言葉足らずなのは明白ではありますが、これで民進党が支持率上がらないのは当たり前ではありませんか?

まず、非正規正規にかかわらず所得を得る。

労働者側
・給与増額となるべく精進
・スキルアップ

経営者側
・補助金活用
・人材育成の為の支援
・スキルアップ補助

を促し所得を増やす。その実績を以て安定化(正規化)させる。

これを無視して批判するから、批判ありきの無能野党というレッテルを貼られる訳です。