こんにちは。

カエルです。

 

年の瀬でございます。もういくつ寝ると9連休〜♪

という方もいらっしゃるのでしょう。

楽しみですなぁ。

 

さて、年の瀬にふさわしい、というより、

今を生きる我々にとってこれ以上ない

舞台を観てまいりました。

 

 

世田谷パブリックシアターで上演の『シッダールタ』です。

ヘルマン・ヘッセ原作の「シッダールタ」が白井晃さんの演出、

長田育恵さんの劇作、三宅純さんの音楽により

なんとも素敵な舞台となりました。

 

ヘッセの「シッダールタ」は、もちろんカエルは未読(自信を持っていうことじゃなかったな)。。

そんな作品があったこともつゆ知らず、、、(お恥ずかしい)でしたが、

東洋哲学を知ったヘッセが第一次世界大戦後に書いた作品で、

道を求めるものが悟りを開くまでの長い旅路を描いているのです(すみません、早速読んでみます)。

 

タイトルを見ただけではブッダの話なのかな? なんで今? 

と思っておりましたが、ブッダと同時代ではあるが、

別の人物の物語であり、ヘッセがこの物語を描いてから100年が経過してもなお、

戦争は続き、憎しみが憎しみを生み、さまざまな分断は引き起こる、、。

そんな今だからこその作品であると、深く理解いたしました。

 

物語は現代に始まります。道を見失った現代人(カメラマン)が“川”を目指し、

紀元前6世紀のインド、バラモン(司祭階級)の子として不自由なく育ったシッダールタが

サマナ(苦行者)となり旅に出る、

この二つの世界がパラレルとなり、

現代人と古代インドのシッダールタが長い旅の果てに何を見つけ、

何を得られるのか、、、、を描く壮大なストーリーです。

 

まさに東洋哲学で満たされた劇場空間ではありましたが、

そこはしっかりとエンターテイメントの世界でもありました。

 

主役のシッダールタを演じた草彅剛さんの自由でかつ苦悩に満ちた演技、

何をつかみ、何に失敗したのか、痛いほどわかるその存在感が圧巻ですびっくりマーク

シッダールタを慕うゴーヴィンダの純粋さを杉野遥亮さん、

愛の存在として大きくストーリーを引っ張るカマラを瀧内公美さん、

そして「あんぱん」の感動も蘇る、若手の中沢元紀さんと華やかな顔ぶれ。

 

なにより舞台美術の素晴らしさですビックリマーク

円環の世界を表現するにこれほど素晴らしい仕掛けはないビックリマーク

本当に全てが流れる大河のように美しかった👏

 

白井さんの演出は毎回驚かされますが、今回も新しい世界をみせていただきました。

エンディングは感涙と鼻水が止まらなかったカエルであります。

 

私たちは旅をし、私たちは続く。

世界がより良い明日を迎えられるよう、

今をがんばろうと思うカエルでありました。

 

ではまた。

カエル