ユンがコロナに感染。恐れていたことが起こった。

(ユンがコロナに感染しました。GHから発熱したのでお迎えをと言われ、カズを作業所に送った後に迎えに行ってその足でかかりつけ医院で検査の結果、陽性。本来、こういう場合自宅に帰っちゃいけないらしいんだけど、かえって来ちゃったから仕方ない。ここからが大変なのだった…)←twitter投稿より。

 ユンは自宅待機、それはまあいいとして、問題はカズ。ユンとは前の日曜日から接触はないし、今日も朝から作業所に出勤していて5日以上ユンとの接触はない。しかし今日帰宅したら、濃厚接触者になる可能性もあり、もうどこへも行けなくなる! 
 やむなく実家の母に何とか預かってもらえないかSOS。しかし実家の兄は持病持ちなのでカズの陰性証明がないとまずい…。で、ユンを診てくれたかかりつけ医に自費で検査をしてもらうことに。ただし私は付き添えないので、福祉課に相談する。あちこちに根回ししたり色々とバタバタした末、作業所の職員さんが付き添ってくださることになり、カズを迎えに来る母にも、かかりつけ医に向かってもらった。

 しかし、ここでまた試練が。

 綿棒を鼻に突っ込む検査がどうしても出来ない。ユンは上手に出来るのだが、カズは注射と並んでこの検査がダメだ。長いこと粘ってもらったが結局出来なかったと電話があり、これはもうカズの感染もやむなし、ともに自宅待機するしかないと覚悟した。
 カズに同行してくれた福祉課の方と作業所の職員さんに、自宅待機をする旨伝えると、福祉課の方が、待ったをかけた。

「カズくんが日中一時で利用している事業所でショートステイを使えるよう、掛け合ってみます」

 そうして確認してくれているうちに、母がカズに
「検査できたらばあちゃんちでお泊まりできるよ」
と言うと、何やらヤル気になったよう。…しかし時間切れで本日の検査は出来ないので、明日の朝一番で再度挑戦することになった。
 ショートステイの件も、日曜日からならと無事事業所からOKが出た。今夜はとりあえず母が実家へ連れ帰ってくれた。

 一方自宅待機中のユン、昼過ぎに39度合った熱もカロナールが効いてすっかり平熱に。熱が高い割には食欲もあり元気でちょっとほっとする。元々自分の部屋にこもってゲームやらYOUTUBE見たりやらしてる子なのでそのあたりは助かるが、やはり心細いのか、度々呼ばれてこだわりの問答に付き合わされる。アルコール片手に距離をとりつつ付き合ってるけど、中々きつい。
 それでもここに更にカズがいたらと考えると、この状況は遙かに楽だ。預かってもらえているのは本当にありがたい。

 以前から恐れていた事態ではある。何となく「こうしたらいいんじゃないか」とぼんやりした策はあった。しかし、突然の危機に「何となく」の策などやはり無策に等しかった。ワンオペの育児介護のツケが身にしみる。

 そんな中「役場に相談したら」と言ってくれた母に感謝。旦那には「私に何かあったらまず役場の福祉課に電話して」と言ってるくせに、それを一番に思いつかなかった私のポンコツさよ…。
 福祉課の方と作業所、計画相談の担当さん、そしてショートステイの事業所。カズを迎えに行って現在預かってくれている母。さらに検査に応じてくれたかかりつけ医。私の代わりに買い出しに行ってくれた義母。
 周囲のたくさんの人に助けてもらって漸く今、一息つけた。感謝し、そして思う。

 どれだけいい策があっても、一人じゃ絶対無理。
 どれほどの名監督がいても、監督だけじゃ野球できないのと同じ。

 ちなみに今日は旦那が長距離の仕事で不在だったけど、多分いたとしても何の役にも立たなかったような気がする。
 だって、「感染が心配だから帰宅しても自宅には入らずに、義父母の家に行って。お義母さんが食事とか用意するって言ってくれたから」って言ったら、
「そんなの、休まらんからとんでもないわ!」とか言ってるし。

 カズだって、多分行きたくないであろうショートステイを十分な準備もなく行かせることになってるっていうのに。何わがまま言ってんだろうか、このオッサンは。

 明日旦那が帰ってくると思うとまた頭が痛い。こっちはカズとユンのことだけで手一杯だよ…。

 カズのロッキング(体を揺らす常同行動)がひどくて、ダイニングチェアを次々に破壊してしまう。
 無論わざとではないのは分かっている。しかし背もたれの横棒が一本外れるくらいは無視できても座面の底が抜けるのはマズイ。椅子としての機能を果たさないのでは流石に見て見ぬ振りも出来ないというものだ。
 既に2脚ダメにし、残る2脚も時間の問題……そうは言っても買い替える余裕などない。ここは何とか修理するしかなかろう。

 そんなわけでホームセンターへ行ってきた。
 ダイニングチェアの座面など売っているはずはないので、何か代用できるような板か何かを調達することに。しかし、下手に軟な板を張ったらまた同じように破壊されるのは目に見えている。座面に使われているものよりももっと頑丈なものが望ましい。
 木材のコーナーを探すと厚さ1.5cmくらいの板が並んでいる。これならカズの体重をかけてもびくともしまい。

 だが、ここで問題発生。
 売っているものでは大きすぎるから加工しなければならないのだ。

 のこぎりで切るか……いや、こんなに厚みのあるものをちゃんと切る自信はない。数年前に壊れたふすまを分解するのですら満足に出来なかったのだ。まして今回はごみとして捨てるのではない。しかもカズやユンが使うのだから、座って怪我をしないように仕上げなければ。

……うん、無理だわ。もっと適当なものはないものか。……

 そこでひらめいた。

 近藤典子さん御用達の最強収納グッズ、すのこ。
 座面の寸法ピッタリのものはなかったが、加工することなく使えそうなものを見つけた。

 帰宅して早速椅子に合わせてみる。……ほんの少しネジの位置がずれるけど、まあいい感じ。座椅子を止めていた木ネジをぐいぐい押しこんで固定した。

 すのこのままではおしりが痛いし、何より見た目が変わるとユンはパニくる可能性があるので、そこが抜けた座面を上に乗せる。すのこの桁の分高くなってるけど、座り心地は悪くない。これで文句を言うなら安い折りたたみ椅子にしてもらうことにする(笑)

 それにしても、日曜大工までやる羽目になるとは……。
「女は家事育児が仕事だから、出来て当然」みたいな態度で、出来ないとあからさまに見下して「俺のお袋に習ってこい」とか言ってくる旦那が、家の電球一つ交換しないのは絶対おかしいと思うんだよな。網戸の張替とかコッコちゃんの小屋の養生とかも全部私がやってるし。
 ま、網戸の張替は昔やらせたら上手くできなくて八つ当たりしまくりだったから、自分でやった方がましなんだけども。
 カズが網戸を破るから悪いんだ、って怒りまくって。……つまり、それが今回旦那に椅子の修理を任せられなかった理由の一つというわけ。
 というか、そもそも椅子が壊れたことも知らせてないしね。そんな事知らせたらまたカズのせいで家が壊れるとか言い出すから。旦那の性根なんて分かりきってるから何も言わずに適当に直しておくのさ。

 いやもう、本当に自分のオールラウンドプレイヤーっぷりに我ながらびっくりするわ……。
 昼前に、臨時の町内放送が流れた。

「台風のため、町内を巡回している福祉バスの運行見合わせ」

とのこと。

 わが町は海にほど近いし、さほど大きくはないとはいえ川もある。安全のために運行を見合わせるというのはわかる。

 ただ、出先にいて帰りの足に福祉バスを利用するつもりだった人はどうするんだろう、こんな日でも出かけなければならなかった人もいるのではないかと思った。

 元々この福祉バスは、自家用車などの足がなくて出かけにくい人たち、特にお年寄りが利用できるようにと始まったものだ。しかし現状はあまり利用されてはいないらしい。こういう時に全くあてにできないとなると、それもやむなしか。


 ふと思い出した。実家は私が成人してから引っ越したのだけれど、それまでかなりの田舎に住んでいた。駅は遠いわ路線バスは廃線になるわ、おまけに町内には八百屋一軒ないという僻地だった。

 そんな土地だから尚更過疎化が進み、近所は年寄りだらけ。当時は運転免許を持っている主婦もそう多くはなかったし、持っているような人は日中勤めに出ていて留守である。

 そういう状況下で、交代勤務だったうちの父はしばしば平日休みだったのでよく近所のおばあちゃんたちを医者などに送ってあげていた。
 調子者で浅はかなところも目立つ父だが、町内のお年寄りからは絶大な人気を誇っていたのである。

 ギャンブル好きで金にだらしなく母にしょっちゅう叱られているし、私や兄にまで小遣いを貸してくれと言ってくるような人だけど、こういうことに関してはただ人が良いというか、打算なく善意で動く人なのだ。ただ、そのために私ら家族のことは結構後回しにされて、そのことでも母の怒りを買っていたのだが。

 多分父は発達障害系の何かを持っているのだろうな、と思う。でも、娘の私から見ても間違いなく「いい人」だと言える。カズのことも、手を焼きながらも自然体で可愛がってくれる。

 しょうがない人だけど、困った人だけど、それでも私はあなたの娘であることに誇りを持っているんだよ。

 そういえば昨日は父の日だっけ。何も出来なかったな…。
 お父さん、父の日にお小遣いあげられなくてごめんね。
 いつもありがとう。


……でも、お金を手にしないというのもある意味父のためかもしれないわw
 この間からのろのろと書いてた創作物、やっとこさ一話書き上げてキリがつきました。

 ……つっても、まだ続くんですけどね……一体いつになったら終わるんだ。
 なかなか派手な展開に出来ないのがもどかしいんですけど、スピードあげると雑になるから。丁寧に書かないと分かりづらいんですよね……オリジナルファンタジーの難しいとこです。←実は自分ではファンタジーじゃないと思ってるんですが、仮想世界の叙事詩っていうのはカテゴリ的にはファンタジーになっちゃうのかなと。

 ま、要するに私の設定とか構成とかが未熟だってことなんですけど。

 今回は私にしては珍しくキャラが結構会話してます。それで、イメージする声優さんの声で読んでみたりしてセリフの検証とかしてたわけですが。

 元々主人公のイメージを井上和彦さんにしていたもので大変なことに……。

 たとえば下のセリフ。井上和彦さんの声で読んでみてください。

「やりたいのなら、今度は直接ここを狙っておいで」
「君にはそうするだけの理由がある。ここまでくるのならば私は受け入れるよ」


 会話の相手は少年なんですが、なんかものすごくエロいシーンを想像してしまいませんか……。
 勿論、ストーリー的にはエロいことなんて何もございません。しかも、このシーンはどうしても削りたくないシーンでして。
 でも一度想像してしまうとなかなかその映像が頭から抜けなくてですね……結局主人公の声のイメージを前野智昭さんにしてみて何とか修正しましたが、BLものとかもやってらっしゃる前野さんがエロくないわけではないわけで、この後脳内で変な方向に脱線しそうになるのを軌道修正するのが大変でした。
 ちなみに、脳内妄想の中身を知りたい方がいらしたらセルフパロディででもご紹介するかもしれません……web公開するかどうかはわかりませんが。
 真面目な自分の作品でエロパロというのも、なんかものすごく痛い気もするんですけどね……それもひっくるめて自分のもんだからまあいいか!

 それと、もう一つの難関。

 トモコレで主人公と69歳の女性が結婚して、それがまた妙にラブラブでちょっとアレな気分な私なんですが、展開上この二人を会話させなきゃならない。
 ページが足りなくて、今回は引きにちょっと出しただけでしたが、それだけでも笑えてしまって困りました。
 更に、次回は主人公の私室で二人きりでお話しするんですよ。――物語の核心に迫るすごく大事なシーンなんですが、真面目にちゃんと書ききる自信がありませんw


 まあ、そんなこんなで苦労して書き上げました。もう一回見直して推敲してから小説ブログ にUPしようと思います。家庭訪問とかGWとかで忙しくなる前に書けてよかった……。

 先程、アメンバー限定記事をUPしました。


本当に「言いたいこと、でも言えない事」で結構毒吐いておりますので、読みたいというような奇特な方はまずいらっしゃらないとは思うのですが、それでも読みたいと思われる勇者はアメンバー申請してくださいね。


 ……まあいないと思いますが ^^;




 ユンは入院中、カズは二泊三日で修学旅行。一日目の朝カズをバス停に送ってから三日目の三時半に学校へ迎えに行くまで、私はオールフリーになる。

……はずだった。

 他のママ友さんたちはこの時とばかりに旅行に行ったり、食事や飲みに行ったり、映画を見たり……しかも障害児は一人だけだったりするから、宿泊学習や修学旅行、ショートステイ利用などで、今後何度かはそういう機会を得られるだろう。
 でも、私は……。
 子供が成長してから楽しもうと思っていたことがあった。何というわけではないけれど、私の母がしていたように、旅行したり友達の家に泊まったり……好きなことを自由にする時間がきっとできると思っていた。少々家を空けて好きなことをしても許される日がくると思っていた。
 でも、あてが外れた。我が子は、成長しても家において外出できる様な状態ではない。しかも二人。行事で一人がたまたま留守になっても、もう一人を放ってはおけない。
 それほど言うならショートステイを使えばいいじゃないかという人もいる。だが、はっきり言って安心して預けられる施設などまずない。子供に必ず負担がかかる。子供にそんな負担をかけてまで自分のやりたいことをやる気にはなれない。また、仮に強行したとしても楽しめないだろう。――


 そんなことを思いながら、迎えたこの三日間。結局は細々と忙しくてある意味日常と変わらない感じだった。

 一日目は母の友人のみかん畑へ行ったはいいが、その後義母にふりまわされ。
 二日目は療育見学のため、ユンの病院へ。往復で3時間かかるのと、帰宅後の旦那の食事の仕込みなどにも時間をとられ、結局一日時間をとられる。
 三日目はようやく一息つけたが、夕方カズを学校まで迎えに行かなければならないので、夕飯の仕込など早めにしておく。
 そして、子供が不在でも世話のかかる旦那が帰宅すると、結局なかなかゆっくり出来ない。早朝に起こしてやらなければならないのもいつもどおりだ。

 ただ、一つ感じたのは。

「同じ日常でも、制約がないということはこれほどまでに余裕が出来てすごしやすいものなのか」ということ。

 毎日、子供達を中心に……子供達の物理的なフォローとこだわりを中心に生活がまわっていた。こだわりは「縛り」だ。それがなくなるというだけで、ものすごく楽だった。身体ではなく、気持ちが楽だったのだ。

 気持ちに余裕のある生活。それは、旅行に出かけるよりも高級ディナーを食べるよりも、ずっと価値のあるものだった。当たり前の穏やかな生活に勝る幸せはないのかもしれない。

 振り回される家族だけでなく、こだわりを持っている本人達もそれにとらわれて辛いだろう。好んで「縛り」を求めているわけではなく、それに頼らなければ不安で生きていけないのだから。
 気持ちに余裕が持てない生活、緊張感に満ちた生活を選ばざるを得ない彼らの障害。そこに理解がなければ彼らは平穏に生きていけないということを、改めて思う。それを再認識できただけでも、今回は有意義だった。

 カズを迎えに行く前に、ひじきと大豆の煮物、なすの味噌汁を作る。金曜日にはこれがないと。
 こだわりに振り回されるのは本当に厄介で面倒だけれど、彼らにはそれが支えになったりもする。諸刃の剣なのだな。
 楽しんだといってもいつもと違う三日間、カズは気を張って疲れただろうと思う。頑張った心と身体を日常へ戻してあげるため、そして足元にある当たり前の幸せに気づかせてくれた御礼に、「いつものこだわりのメニュー」という諸刃の剣を振るおう。 

 そして、私が「休み」に求めていた「やりたいこと」というのは、実は、
「クリスマスが近いのに彼氏もいないよー、一人で孤独なクリスマスなんて嫌だよー!何とかかっこつけたいよー!」と言っているのと同じレベルだということに気づく。
 私が憧れてた事って、本当にどうでもいいことだったんだなぁ。いろいろと考えさせられた三日間だった。