みなさんこんばんは。


11月に入り、一段と寒さを感じて来ました。

11月は、福岡市では「児童虐待防止推進月間」とされています。

これは、「オレンジリボン運動」と呼ばれる、全国に広がる子ども虐待防止運動に呼応したものです。


オレンジリボン運動が始まったきっかけは、とても痛ましい事件でした。

2004年、栃木県小山市で3歳と4歳になる二人の兄弟が何度も何度も父親の友人から暴行を受けており、その顔を見たコンビニの店長さんが警察に通報し、いったんは保護されながらも、周囲の諸機関が適切な措置を取らなかったために、暴行は続き、さんざん暴行された兄弟は息も絶え絶えの状態で、橋の上から川に投げ込まれて幼い命を奪われるという痛ましい事件が起こりました。

翌年、栃木県小山市の「カンガルーOYAMA」という団体が、二度とこのような事件が起こらないようにという願いを込めて、子ども虐待防止を目指してオレンジリボン運動が始まりました。


こういった、子どもが虐待を受け、近年、命を失ってしまうという事件が年間60件以上も起きており、その苦しさの余り自らの命を絶ってしまう子すらいます。

また、この60件という数字も、認知されているだけで、通常家庭内で起こることの多い虐待について、正確な数は相当な数になると予想されます。


少子化でもある現代、子どもは地域の宝であり、将来の日本を担う宝です。

虐待は、身近な人が気づいて、シグナルを発信しなければ、誰もその子を救うことはできません。


また、虐待する方も、育児ノイローゼの末などというケースも多く、その人自身にも相談などの救いが必要な場合もあります。


子どもが自分で誰かに助けを求めるということはなかなか出来ません。

周囲で虐待かもと気づくことなどがあれば、最悪の事態を迎える前に、相談できる窓口があります。


地域の皆で、子どもを助けてあげられる、「他人ごと」ではない地域社会へ

進んで行けたらと思います。

推進月間に際して、改めて感じました。



【福岡市 虐待防止推進月間ページ】

http://www.city.fukuoka.lg.jp/kodomo-mirai/k-kikaku/shisei/100602gyakutaibousi.html



にえだ元氣



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