年代の記憶違いはご容赦下さい。
・1920年代、琵琶湖からのアユ稚魚に混ざりオイカワが移入される。
・1920年代、琵琶湖からのアユ稚魚に混ざりオイカワが移入される。
・太平洋戦争前、複数の発電用ダムが完成しサケ科魚類の遡上か殆ど無くなる。
・1980年代始め、冬~春先、石の下にはウグイ・オイカワ・モツゴ・モロコなどの小魚が豊富にいた。また、伝説の魚アカザやギギもいた。
夏期に農業用水路で孵化し成長していた小魚は秋になると本流に移動し越冬する。
・1980年代、農業用水路のコンクリート化が急速に進行し、小魚が農業用水路から供給されるサイクルが無くなる。
ウグイ資源(漁獲量)の減少が報道され始め、毛針流し釣りで釣れにくくなる。当時は水質悪化が魚資源減少の原因とされていた。
・1990年頃、周辺野池に移入されていたブルーギル・ラージマウスがホーム河川に放される。
優占種:ウグイ・オイカワ。
・1995年頃まで、福島県檜原湖? から野尻湖・木崎湖にスモールマウスが移入される。
野尻湖や河川への放流(当時違法では無い)を行っていたのは、某釣具店(アユ釣りが衰退し後年に倒産)店主とその仲間達。
・1995年頃、スモールマウスはほとんど釣れず、ブルーギル・ラージマウスが主体。
アジア系外国人労働者が餌釣りで、ブルーギル・ラージマウスを釣る姿が目立ち始める。
・2000年頃、まだ、ウグイ・オイカワのフライフイッシングが楽しめる状態。
アユ釣り衰退により某釣具店倒産。
毛鉤の流し釣りで釣れなくなる。
・2002年頃、ブルーギル・ラージマウスが徐々に増加。
流域下水道の整備と共に水質浄化が進む。
・2004年頃、ホーム河川でのスモールマウス繁殖が確認される。まだ、ブルーギル・ラージマウスが釣れた。
しかし、ブルーギルの生息数は急減。
・2005年頃、ウグイ・オイカワのフライフイッシングは困難に。
・2006年頃、
アユ釣り県外からの訪問者激減。
・2008年頃、ホーム河川でブルーギルを見ることが無くなる。
流域下水道本格運用へ。松食い虫対策の農薬散布が定常化。
ウグイ・オイカワのライズは見ることが出来た。
・2010年7月末、上流域支流での局所集中豪雨による土砂流入。秋まで濁りが解消せず。
砂が川底の石に詰まり、小魚(Zacco等)激減。
・2013年頃、漁協によるアユ放流中止。
・1990年頃、周辺野池に移入されていたブルーギル・ラージマウスがホーム河川に放される。
優占種:ウグイ・オイカワ。
・1995年頃まで、福島県檜原湖? から野尻湖・木崎湖にスモールマウスが移入される。
野尻湖や河川への放流(当時違法では無い)を行っていたのは、某釣具店(アユ釣りが衰退し後年に倒産)店主とその仲間達。
・1995年頃、スモールマウスはほとんど釣れず、ブルーギル・ラージマウスが主体。
アジア系外国人労働者が餌釣りで、ブルーギル・ラージマウスを釣る姿が目立ち始める。
・2000年頃、まだ、ウグイ・オイカワのフライフイッシングが楽しめる状態。
アユ釣り衰退により某釣具店倒産。
毛鉤の流し釣りで釣れなくなる。
・2002年頃、ブルーギル・ラージマウスが徐々に増加。
流域下水道の整備と共に水質浄化が進む。
流域自治体で松食い虫防除用農薬の空中散布が盛んに行われる。
しかし、ブルーギルの生息数は急減。
・2005年頃、ウグイ・オイカワのフライフイッシングは困難に。
川でのスモールマウス釣りを本格的に始める。
・2006年頃、
アユ釣り県外からの訪問者激減。
・2008年頃、ホーム河川でブルーギルを見ることが無くなる。
流域下水道本格運用へ。松食い虫対策の農薬散布が定常化。
ウグイ・オイカワのライズは見ることが出来た。
・2010年7月末、上流域支流での局所集中豪雨による土砂流入。秋まで濁りが解消せず。
砂が川底の石に詰まり、小魚(Zacco等)激減。
・2013年頃、漁協によるアユ放流中止。
小魚のライズ激減。
河川敷に設営される川魚料理小屋の衰退が顕著になる。
・2017年、過去10年で最大の増水。
★ホーム河川におけるウグイ・オイカワの減少の原因を考える。
数年おきに河川敷全てが水没する規模の増水が繰り返されていたが、2006年の洪水以降も2010年までは浅瀬ではウグイ・オイカワは見ることが出来た。
最大の要因は
1. 2010年局所集中豪雨による土砂流入による濁りによって、産卵不能、稚魚死滅。
2. 素地として農業用水路のコンクリート化による小魚の本流への供給サイクルの停止。
3. 水質浄化による貧栄養化によって餌となる水棲昆虫が減少。
4. とどめが、スモールマウスや川鵜による捕食。
ウグイ漁:産卵期(4-5月)の川の流れの中に人工の産卵床(小石を敷き詰める)を形成し、集まった成魚を一網打尽にする漁法で江戸時代から行われる。
日本人は抱卵魚を好む(商品価値が高い)ため、未産卵個体を多く漁獲する傾向がある。
未産卵個体を多く漁獲する為、再生産サイクルを維持するために最低限必要な成魚個体数が維持不可能になる。..... この図式は、伊勢湾•青森県陸奥湾のコオナゴ漁が該当している。
...... 2018年は、本当のターニングポイントだろう。ベイトフイッシの減少によってスモールも減少。
過去の水位情報は、国土交通省 水文水質データベース
http://www1.river.go.jp/
川の防災情報 :全国概況
http://www.river.go.jp/kawabou/ipTopGaikyo.do
【重要】
釣りをしている場所の上流にある水位観測点の情報は常にチェックして、急な増水で取り残される事の無い様にしましょう。
・2016年、優占種がスモールマウスであるとの研究結果を某大学研究者が発表。
・2017年、過去10年で最大の増水。
自然保護団体の圧力により、松食い虫防除用農薬の空中散布を行う自治体が 減少する。
・2019年10月、2017年を超える増水。信濃川(千曲川)各所で既往最大水位更新。
小魚(ウグイ、オイカワ)激減。
数年おきに河川敷全てが水没する規模の増水が繰り返されていたが、2006年の洪水以降も2010年までは浅瀬ではウグイ・オイカワは見ることが出来た。
水産研究所の報告論文によると、最大規模増水すると小魚の資源回復まで3年程度必要とされている。(魚食魚による捕食圧がない場合)
約30年間での魚以外の大きな変化は、河川敷の草むらを歩いた時に飛び出す虫が減少したこと。 虫が減少したらエサも減る。農薬と水質浄化が原因か?
(諏訪湖のワカサギ減少は水質浄化も原因である)
最大の要因は
1. 2010年局所集中豪雨による土砂流入による濁りによって、産卵不能、稚魚死滅。
2. 素地として農業用水路のコンクリート化による小魚の本流への供給サイクルの停止。
3. 水質浄化による貧栄養化によって餌となる水棲昆虫が減少。
4. とどめが、スモールマウスや川鵜による捕食。
5. 洪水翌年のウグイ漁による捕獲。
6. 未確認:松食い虫防除用農薬や庭用除草剤グリホサートの影響。
ウグイ漁:産卵期(4-5月)の川の流れの中に人工の産卵床(小石を敷き詰める)を形成し、集まった成魚を一網打尽にする漁法で江戸時代から行われる。
日本人は抱卵魚を好む(商品価値が高い)ため、未産卵個体を多く漁獲する傾向がある。
未産卵個体を多く漁獲する為、再生産サイクルを維持するために最低限必要な成魚個体数が維持不可能になる。..... この図式は、伊勢湾•青森県陸奥湾のコオナゴ漁が該当している。
...... 2018年は、本当のターニングポイントだろう。ベイトフイッシの減少によってスモールも減少。
過去の水位情報は、国土交通省 水文水質データベース
http://www1.river.go.jp/
川の防災情報 :全国概況
http://www.river.go.jp/kawabou/ipTopGaikyo.do
【重要】
釣りをしている場所の上流にある水位観測点の情報は常にチェックして、急な増水で取り残される事の無い様にしましょう。