【大阪市城東区】着付け教室ノイエ
―きものを初心者からプロまでマンツーマンレッスン―
着付け講師・着付け師
佐藤 ゆかりです。
昨日は、Yさんのレッスンの日。
淡いぼかしのピンク色の紬に、八寸の名古屋帯、その上に道行のコートを着ていらっしゃいました。
「センセー、コートの中ぐちゃぐちゃなのぉ」とやってきました。
あら、帯周りが少しだけ残念。
でも、コートというアイテムのおかげで、見えている部分は普通に着れています。
センスのいいモダンなコーデで良いものをお持ちなんです
15年くらい前の20代の頃に誂えてから、あまり着る機会がなかったそうです。
お姉さまに今まで着付けをしてもらっていたそうですが、ご自身で着付けができるようにと通われています。
今回のレッスンは、名古屋帯の一重太鼓までの復習と袋帯の二重太鼓。
と帯が中心です。
復習では、
後ろでお太鼓を作るので見きれません。
今この手の動きが、どんな形に出来ているのかイメージし難い様子でした。
そこで二重太鼓は、和装ボディを使って手順を教えました。
これだと一重太鼓との共通箇所や違いが見えてわかりやすい!
そしてトライ。
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レッスン中は、会話が弾んでいつも楽しく賑やかです。
レッスンを終えて、
着てお出かけしてみると着付けでの問題点や着姿についてが、おうちで練習していた時より理解が深まったそうです。
袋帯でのお出かけは今のところ無さそうなので、当分おうちでは名古屋帯による一重太鼓の練習とお出かけを重ねていきましょうと今年最後のレッスンを締めくくりました。
レッスンは押し気味のため、Yさんの着物姿の写真をいつも撮り忘れてしまいます。
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今日のレッスンでは、赤の洒落袋帯を着用しました。
この袋帯は、2年ぶりかしら。
こういう赤い帯は、昭和感がして今の時代には垢抜けないなどと言われたりしますが、この唐草の抽象柄好きなんです。
そういえば、先日のトトロ柄のもクネクネしていました。クネクネ好き
茶色の紬と合わせてみましたが、悪くもない感じ。…いけるやん!
この帯、二重太鼓が作りやすい帯です。
ふくら織のようで、柔らかくしなって適度に張りがあります。
お太鼓の底とタレ先の柄繋がりがドンピシャで、スッキリです
今の時代の都会的でスタイリッシュな着物の着こなしはかっこいいですが、昭和や大正モダンなレトロ感がむしろ好まれたり新しく感じられたりします。
着物は形はシンプルでも、嗜好の幅が広いものですね。
だから楽しくてやめられない。
今日も着物でグッディ♪