深い闇が伸びた
その様は重く、ぬるい
知恵だけが場を走る
地走

伝えるべきことは
遠く虚しく響く
誤った幻想
深読みのしすぎだろう
いっそ消えてしまえ

いつも想いは曖昧で
言葉で掬うには少し足りない
蒸発するように
軽く、自然に
浮かんでいく
その様はまるで、


青みがかった紫
毒らしく美しい
これが世の摂理だ

丁寧に、丁寧に
出来るだけ深く夜明けを待つ


涼しげなあの音






ジリジリ
暑い
歩く
帽子を深く被る

足を止めて
振り返る

下には影
漂う
ゆらゆら
また歩き出して
いつか
たどり着く
沈黙

鳴き声


僕は歩く

同じことを繰り返す度に
変化は分かりやすく発現する
遠い出来事だったのに
手を伸ばせば届く距離
そしてサイクルに呑まれ
軽く目を回す
いつか戻ってくるはずの景色は
段々に塗り替えられて
僕らの意識下に根付く
忘れる訳がないだろう

明るさにも度合いがあって
目を閉じると
滲んで、浮かんで
無邪気に変わっていく
あの分厚い雲が
流れていく頃には
君の季節とはサヨナラだ
ちゃんと覚えてる

優しい風がカーテンを揺らす
その向こうを曖昧にぼかし
興味を促す
平凡な何かが待っている
それなのに
どこか期待してる
あのときをまだ探している
変わるかもしれないなんて
幼稚すぎる妄想だよ

この街でこんな風に
あれやって、これやって
大きくなった
相変わらず日差しはきつい
今日も昨日も
あのときだってそうだ
変わっていくし
変わらない

追いかけてみようか
きっと、いつかは